2024年10月21日月曜日

あの情熱を振り返る

こんにちは。i-BOXです。

本日、岩見沢市立図書館では「岩見沢ねぶた祭フォトコンテスト受賞作品展」の搬入が行われました。
会場は一階のブラウジングコーナーで、10点の入賞作品が窓際に並びました。





「フォトコンテストを開催した最大の理由は、見沢ねぶた祭が終わっても、ねぶたを忘れないでほしいからです。写真を見て、熱を感じてほしい。今年のねぶた祭に参加した人にはあの夜を思い出してほしいし、当日来てない人はこのコンテストが来年来るきっかけになれば嬉しいです。」と実行委員会の皆さん。
一般公募の写真は力作ぞろいです。
岩見沢市立図書館に足をお運びの際には、是非ご覧になってみてくださいね。
展覧会は明日からスタート、11月2日(土)までの開催です。
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「岩見沢ねぶた祭フォトコンテスト受賞作品展」
会期:10/22(火)~11/2(土)
時間:10:00~19:00(※土日は17:30まで)
会場:岩見沢市立図書館1階ブラウジングコーナー
休館日:月曜・10/31
観覧無料
☆岩見沢ねぶた祭についてはこちら→https://www.instagram.com/iwamizawanebuta/
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2024年10月20日日曜日

油彩画研究室での学び(後)

こんにちは。i-BOXです。

昨日よりこちらのページでは、岩見沢市絵画ホール・松島正幸記念館で開催中の「第5回ホープ展 太田香・坪井明花『追憶のかたち』」に出展中の卒業生2名の手記をご紹介しています。
今日はお二人が油彩画研究室で学んだことをピックアップしてみましょう。



🌸坪井明花さん
「油研での生活においては、考え方や価値観などに対して寛容さを育むことが出来ました。ただひたすらに描き続けた時間、表現の自由さ、研究室内の雰囲気などから、“他人は他人、自分は自分”という思考や、他者のみならず自分の考え方にも寛容になれるような精神面での柔軟性が育まれました。油研での学びは、今の私の中でとても価値あるものとして残っています。」

👒太田香さん
「指導教員の舩岳先生の言葉で今でも頭に残っているのは『アトリエに長くいる』『一番多忙な人間が一番多くの時間を持つ』の2つの言葉です。働き始めると、行動しなければ制作する時間を作れないこと、やる気が起きなくても作業着を着てアトリエにいること。これは在学中でも卒業後でも制作を続けていくという観点で、私の中でとても大切なことだと思っています。」

多くの研究室生が日々研究室でキャンバスに向かう油彩画研究室。現在i-BOXで開催中の授業作品展では、そんな学生たちの様子を写した写真と、アトリエから生まれた在学生の授業作品を展示中です。会場では『追憶のかたち』の入場無料券も配布中ですので、まずは学生たちの学びがどんなものなのか…を見に、是非i-BOXにいらしていただけますと幸いです。

i-BOXで開催中の「第5回油彩画研究室授業作品展」は27日(日)まで、岩見沢市絵画ホールで開催中の「第5回ホープ展 太田香・坪井明花『追憶のかたち』」は11月1日(金)までの開催です。是非併せてお楽しみください!

2024年10月19日土曜日

油彩画研究室での学び(前)

こんにちは。i-BOXです。

現在i-BOXで開催中の「第5回油彩画研究室授業作品展」、そして岩見沢市絵画ホール・松島正幸記念館で開催中の「第5回ホープ展 太田香・坪井明花『追憶のかたち』」はご覧になりましたか?
「追憶のかたち」では、卒業生による作品を、そして、「授業作品展」では、学生たちの学びを展示しています。両方見ることで、油彩画研究室の学び、そして卒業後の今を通してみることができるような構成になっています。


実は、ホープ展に出展中の太田香さんと坪井明花さんによる油彩画研究室で学んだ技術に関する手記をi-BOXで公開中です。今日と明日は内容の一部をご紹介しますね。


🌸坪井明花さん
「技術面に関して現在の制作に最も生きているのは、古典絵画の模写や作家研究によって得た学びです。私の求める説得力ある画面を一段階理想の形へと近づけられたのは、そういった古典絵画の描方のコツを実体験をもって学んだことがきっかけだったと思います。」
👒太田香さん
油研の授業で今でも影響を受けているのが、模写の授業です。当時クラナッハのアダムとイヴを模写したのですが、テンペラの技法を学べたのは大きかったですし、グレーズの美しさを再認識することが出来ました。今でも、草むらの描き方は当時の模写で学んだことを生かしています。」
…お二人の話に上がった古典絵画の模写は、「絵画Ⅰ 油彩とテンペラの混合技法を用いた古典絵画の模写」として、本授業作品展でも展示中です。この授業では、油彩とテンペラの混合技法を用いて過去のすぐれた作品を模写しながら、絵画の魅力そのものである美しい絵肌と、それを構築するための描画方法や造形要素について学びます。

i-BOXでは現油彩画研究室3年生2名によるボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」、ラファエロ・サンティの「カニジャー二の聖家族」の模写2点を展示中です。是非ご覧ください。

2024年10月18日金曜日

深海へ…メディアコンテンツ研究室展は10/25(金)から!

こんにちは。i-BOXです。

10月25日(金)より、北海道教育大学アーツ&スポーツ文化複合施設HUG(札幌市中央区北1東2)では、「メディアコンテンツ研究室展vol.10」が開催されます。今年のテーマは「10920」。数字です。一体何の数字…?ということで、メディアコンテンツ研究室生の斉藤杏さん(3年)と田原実織さん(3年)にお話を伺ってきました!



――田原さん・齊藤さんこんにちは。今年のメディコ展のタイトルは「10920」。意味深な数字ですが…?
(斉藤)「世界で最も深い水深のマリアナ海溝から来ています。その深さ、約10920m。…ということで、今回の展覧会のテーマは海の中です。初めは水族館の雰囲気を作りたいと考えていたところで、HUGの石造りの空間が活かせるのではないかと考えました。会場の持つ元々の雰囲気と展覧会テーマをマッチさせました。深海をイメージするDMデザインは田原さん作です!」

――メディアコンテンツ研究室といえば、伝えたいことに併せて作品の形状が変化していく、いろんな素材を扱う研究室。今年は展覧会や作品を通してどんなことを伝えていきたいですか?
(田原)「空間を歩くとその世界の一員になった様な気分になってくれれば嬉しいです。平面、映像、インスタレーションと作品の種類はたくさんあります。色々な媒体で表現をすることができるのがメディアコンテンツの特徴ですテーマは同じですがアプローチの方法はさまざまなので、その違いを楽しんでいただければと思います。」
――お二人はどんな作品を展示予定ですか?
(斉藤)「私は普段から平面作品が多いのですが、今回は海に沈んでいる古い本を制作中です。」
(田原)「私は映像作品をよく作っています。今回は海の底のゲーム…のPV(プレビュー)を制作中です。」
HUGの空間が持つ静寂さを上手く使った「深海」の表現…いったいどんな展示空間になるのでしょうか?展覧会は来週金曜日スタートです。楽しみですね!
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メディアコンテンツ研究室展vol.10
「10920」
会期:2024年10月25日(金)~11月3日(日)
時間:13:00~19:00
休館日:火曜日
会場:北海道教育大学アーツ&スポーツ文化複合施設HUG(札幌市中央区北1東2)
観覧無料
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2024年10月17日木曜日

室内楽を楽しむ

こんにちは。i-BOXです。

10月14日(月・祝)まなみーる岩見沢市民会館中ホールでは、「令和6年度 北海道教育大学岩見沢校 学内室内楽選抜演奏会」が行われました!当日は重唱・ピアノアンサンブル・室内楽の分野から7組の学生たちの熱演を聞くことが出来ました。会場へ取材に向かったスタッフWはどの楽曲が気に入ったのでしょうか。



モーツァルト:オペラ「コシ・ファン・トゥッテ」から「ねえ、見て妹よ」
Sop.佐藤有香(4年)、Sop.相馬歩奈(4年)、Pf.山口琴香(4年)

カメラで撮影する手を止めて、
おもわず聴き入ってしまう歌声でした。気持ちが高揚するような歌声とともに、顔を見合わせたり、近づいたりする佐藤さんと相馬さんの動作がとても可憐で、聴覚だけでなく視覚からも堪能できる楽曲でした!
②リーバーマン:「三重奏曲」より
FL.鈴木勇太(4年)、Sax.上野聖真(3年)、Pf.山口琴香(4年)


フルートは柔和で繊細な音色というイメージがあったのですが、芯がありながらも聴く人を拒絶しない温かみのある音に衝撃を受けました。会場の厳かな雰囲気に緊張していた和田ですが、アンサンブルならではの音の重なりがとても心地よく、幸福感でいっぱいでした。
室内楽だからこそ魅せることができる動きや音の重なりは、まさに室内楽だからこそ。まさに、これから始まる演奏会ラッシュの始まりにふさわしい、楽しい演奏会でした。
次回の岩見沢市内での演奏会は10月26日(土)岩見沢市絵画ホール・松島正幸記念館で行われる木管五重奏です。次回もどうぞお楽しみに!
(取材:和田明日香/美術文化専攻2年)
=======次回の岩見沢演奏会=======
絵と音の世界
「木管五重奏~名曲の調べ~」
日にち:2024年10月26日(土)
時間:14:00~15:00
会場:岩見沢市絵画ホール・松島正幸記念館(7条西1)
観覧料:一般210円、高大生150円、中学生以下無料 ※i-BOXで配布中の入場無料券持参で1枚2名まで無料
お問合せ:0126-23-8700(絵画ホール)
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2024年10月16日水曜日

「アラレ書店のアレやソレ」終演!

こんにちは。i-BOXです。

10月11日(金)、i-BOX前の有明交流プラザセンターホールにて、本校演劇サークル「スタジオハーメルン」による演劇「アラレ書店のアレやソレ」が行われました。



サークル代表の山田明李さん(3年)が自身のアルバイトでの実体験を基にしたという脚本で描かれていたのは「リアルな人間関係」。「あるある~」と共感された方も多かったかもしれませんね。
どの演目も「そういう人いるよね~笑」というネタが仕込まれており、ボケやツッコミのシーンでは観客席から笑い声が上がっていました。効果音やBGMも場面に併せて流れ、TVで放送されていた昔のヒューマンドラマを見ているかのようでした。
予定では全4回公演でしたが、予定が押してしまい全3回公演に。それでも、2回見て行かれる方や、途中通りがかって見た方が、次の回を通してご覧いただけたりと、道行く皆様にご覧いただくことが出来ました。
i-BOXのInstagramにて、ライブ配信のアーカイブが残っておりますので、見逃してしまった!という方は以下URLからご覧ください。

2024年10月12日土曜日

本日より「第5回油彩画研究室授業作品展」

こんにちは。i-BOXです。

本日よりi-BOXでは、「北海道教育大学岩見沢校 第5回油彩画研究室授業作品展」を開催いたします。本展は、現在岩見沢市絵画ホール・松島正幸記念館で開催中の「第5回ホープ展 太田香・坪井明花二人展『追憶のかたち』」の開催にあたり、お二人が所属していた油彩画研究室での学びの成果を披露する展覧会となっております。


今回は、油彩画研究室の2~3年生が学ぶ4つの授業、

①「人物を描かない自画像」

②「油彩とテンペラの混合技法を用いた古典絵画の模写」

③「既存の物語を描き構成力を高める」

④「想像を加えた静物画」

の授業解説と、授業作品10点を展示しています。
油彩画研究室の在学生はどのような授業を受けているのか、その一端に触れることができる展覧会です。そして、卒業後の作品制作はどうなっているのか…を、岩見沢市絵画ホールで開催中の「追憶のかたち」でご覧いただければ幸いです。
i-BOXではご来場者の皆様に「追憶のかたち」入場無料券を配布中です。お持ちいただきますと1枚で2名様まで無料で入館することができますので、是非絵画ホールもお尋ねください。
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《i-BOX展示》
北海道教育大学岩見沢校
「第5回油彩画研究室授業作品展」
会期:2024年10月12日(土)~10月27日(日)
時間:10:30~12:00、13:00~17:00
会場:北海道教育大学岩見沢校i-BOX+有明交流プラザセンターホール
  (JR岩見沢駅複合駅舎2階)
観覧無料
《同時開催》
第5回ホープ展 太田香・坪井明花
「追憶のかたち」
会期:2024年10月4日(金)~11月1日(金)
時間:10:00~18:00(※木曜日は13:30から、水曜休館)
会場:岩見沢市絵画ホール・松島正幸記念館(岩見沢市7条西1)
入場料:一般210円、高大生150円(※i-BOXで配布中のDM持参で無料)
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2024年10月11日金曜日

いろいろ配布中!

こんにちは。i-BOXです。

現在、i-BOXでは「イベントスケジュール 2024.10-12」及び、「HUELANDSCAPE Vol.41」を配布中です。



芸術の秋、ということで、10月~12月は岩見沢校が最も賑やかになる季節。展覧会も演奏会も目白押しですが、「イベントスケジュール」には、現時点でわかる演奏会・展覧会情報を網羅し、記載しています。
また、「HUELAND SCAPE vol.41」は北海道教育大学5分校それぞれの学生が記事を持ち寄って発行する「学生発信」マガジンです。今号のお題は「北教大で、できること 北教大だから、できること」。岩見沢校からは、「専門性と活気のある学生が作る地域との関わり」と称して、学生音楽団体MoiMなどのインタビュー記事が掲載されています。
その他、キャンパスガイドや大学案内など、全てi-BOXの入り口で配布しています。是非ご自由にお持ち帰りくださいね。
なお、3月より配布してまいりました「2023年度 北海道教育大学岩見沢校 美術文化専攻 卒業制作展図録」は残部僅かとなっております。こちらはなくなり次第配布終了となりますので、ご入用の方は早めにスタッフまでお申し出ください。

2024年10月10日木曜日

圧巻!700枚のドローイング

こんにちは。i-BOXです。

10月7日(月)より、森の岩ギャラリー(北海道教育大学岩見沢校構内)では、「油彩画研究室4年生ドローイング展『7×100』」が始まりました。


「7×100」は、油彩画研究室4年生7名が、一人100枚のドローイングを描いて展示することを現しています。一人100枚。圧巻ですね~。
プレ展示を行った札幌では一人当たり30枚の展示を行いましたが、「30枚でも7人のそれぞれの個性が出ていて、他者の作品を見て、意外な部分に触れ、新しい発見があった」というみなさん。今回は一人当たり100枚展示するという事で、「慣れや癖といった自分の世界がいっそう広がりました。」と教えてくれました。
会場を拝見しましたが、ドローイングは7人それぞれの画材・描き方がはっきり分かれており、7人全員異なるのが見ていて面白いところ!色がついているもの、白黒のもの、線で表現されているもの、形で描かれているものモチーフも人やモノ、風景や抽象的なものなど、それぞれの制作テーマが見えるのもポイントです。
また、700枚の中には、過去展覧会で見たことのあるモチーフもあったりと、これまでの活動を追っている方にはおっ!っとなる作品も。
普段の絵画作品とは一味違うドローイング展です。皆さんのお気に入りの一枚を探しに、ぜひご来場いただきたいです!
また、10/12(土)に開催されるあそびプロジェクト内では、「みんなでおえかき!」というワークショップを開催します。森の岩ギャラリーの屋上で、好きな画材を使って絵を描き、森の岩ギャラリーに展示してみようというプログラムです。子どもだけでなく大人も参加可能です。予約も不要なので当日は森の岩ギャラリーに遊びに来てくださいね。
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油彩画研究室4年生7名によるドローイング展
「7×100」
会期:2024年10月7日(月)~10月18日(金)
時間:10:00~17:00
会場:森の岩ギャラリー(北海道教育大学岩見沢校構内)
観覧無料
公式Instagram @700drawings_yuken4
🌟あそびプロジェクトプログラム
「みんなでおえかき!」
日時:10/12(土)①10:30~12:00②13:00~14:30
会場:森の岩ギャラリー
対象年齢:誰でも可
予約:不要
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2024年10月9日水曜日

晴れ晴れと~『服部麻実 ソプラノ・リサイタルⅩ』

こんにちは。i-BOXです。

10月4日(金)、札幌市にあるザ・ルーテルホール(札幌市中央区大通西6丁目)にて、本校声楽第2研究室の服部麻実先生による声楽の演奏会「第1590回札幌市民劇場『服部麻実 ソプラノ・リサイタルⅩ~感謝を込めて~』」が開催されました。




当日は満員御礼!音楽文化専攻生や教員の皆さんの姿が多くみられました。
演目は服部先生らしく、全曲ロシア語の楽曲。ロシア語はさっぱりわからないスタッフSでしたが、曲目解説がとてもわかりやすくて、しっかり楽しむことができました
公演は“子ども”がテーマ。童謡のような楽曲が多く、子どもがいたずらをしたり、母親が子守唄を歌っていたり…ロシアの子供たちも日本と同じく無邪気で可愛らしく、大切に育てられているんだなと感じられるプログラムでした。
また、ラストの「みにくいアヒルの子」では、本校卒業生のイラストレーター中村紅葉さんによるイラストが壁に投影されました。イラストで描かれたアヒルの悲しみや喜びが、歌と合わさることで、より強く伝わってくるようでした。ラストの白鳥となって羽ばたいていくシーンでは、服部先生の晴れ晴れとした表情と中村さんのイラストが相まって、感動的なシーンとなりました。



演奏会が終わった後にはたくさんのあたたかな拍手に包まれたホール。取材に伺ったスタッフSも、すっかり聞き惚れてしまう、素晴らしい演奏会でした!
こうした教員の演奏発表会はなかなかご案内する機会が多くはありませんが、開催の折には、i-BOXでもお知らせいたしますね。