2022年5月9日月曜日

石から土へ~「空気になる日」開催中!

こんにちは。i-BOXです。

現在i-BOXでは、本校美術文化専攻 彫塑研究室准教授 山内祈信先生による個展「空気になる日」を開催中です。これまでの会期はゴールデンウィーク中ということもあってか、旅の方の姿が目立ちました。



作品の多くは『陶土』と呼ばれる粘土を焼いて作られた作品たち。本展では、かわいいクマさん・ウサギさんの形をした陶板レリーフや、ちょっとドキッとする植物「オナモミ」を使った作品など、7点の作品を展示中です。




お客様は「山内先生ってどんな人ですか?」と興味津々。そこで、スタッフSが山内先生にこれまでのお話を伺ってみました。


山内先生は金沢美術工芸大学のご出身。陶土を中心に制作されていたのかと思いきや、学部時代から御影石を中心とした石彫を中心に制作を行ってきたのだそう!

石彫を学んでよかったことは、「素材が重いので、石が扱えれば大体どんな素材も扱えようになるから基礎が学べたこと。」。その後、東京藝術大学の大学院でも石彫に取り組み、大理石などにも挑戦したそうです。

岩見沢に来て印象的に感じたのは、駅舎周辺のレンガの存在でした。やがてこの地域一帯が煉瓦で有名ということを知り、本展では陶土を使おうと思い至ったのだそうです。
※「冬は寒すぎて石彫できないから、新しく雪国でできることをやってみました。」とも仰っていました…。


山内先生にとっても新たな試みとなった本展。
ゴールデンウィークが終了し、本日から大学も再開!ますます「空気になる日」は賑わいそうな予感です。皆様もどうぞお見逃し無きよう!展覧会は16日(日)まで開催です。