こんにちは。i-BOXです。
本展はセンターホールとi-BOXの2会場制。ホールには名も画風も隠して制作された「匿名」作品24点、そしてi-BOXには本名名義の作品13点が展示されています。何度もi-BOXとホールを行ったり来たりしながら見比べて楽しむお客様の姿を沢山お見かけしました。
「名前や画風に縛られてしまうなら、それらを敢えて捨てると一体何が残るのか?」
本展を企画したのは、覆面作家ポゥヲ氏こと今年度本学大学院を修了した津田光太郎さん。力をつけることで世界が広がる一方、少しずつ感じていた制作上のしがらみを取り払ってみようという、かなり実験的な試みでした。
原点回帰する人、今の技法にたどり着く前に捨ててしまったものをもう一度拾ってみた人、違うものを作ろうと意気込んだけど全然変われなかった人…匿名という隠れ蓑は、作家たちそれぞれに自由をもたらしたようです。
「絵画の世界は自由」。油彩画研究室でよく聞かれる言葉ですが、自由を謳歌する作家たちの作品は、作風や名前を変えても生き生きと楽しそうでした。
本展に出品された作品は、「脈絡のない展覧会」公式Instagramから確認することが可能です。誰がどの作家だったのか、の回答もこちらから確認できますので是非ご覧ください。
★「脈絡のない展覧会」公式Instagaram