2021年8月8日日曜日

むしの魅力(3)カイコガ×北澤隼さん

こんにちは。i-BOXです。

8月22日まで、岩見沢市立図書館(岩見沢市春日町2)では、本校の虫好き学生による展覧会「むしむし展」を開催中です。
美術文化専攻3人目の出展者は、ヴィジュアルコミュニケーションデザイン研究室の3年生・北澤隼(はやと)さん。3月にi-BOXでカイコガをテーマにした展覧会「よわい」を開催し大反響を呼びました。改めて、カイコの魅力を聞いてみましょう。


人に依存しなければ生きていけない生き物


牛から牛乳や牛肉が採られて私たちの身体になるように、カイコからは糸が採られて私たちが身に着ける衣類が作られます。家畜と呼ばれるこうした生き物の中で、カイコは唯一人に依存しなければ生きていけない生き物です。






僕はそんな蚕の弱さが魅力だと思っています。蚕と自分の弱さを重ね、自分と向き合い、自己表現活動として蚕をテーマに作品制作に取り組んでいます。作品に登場する蚕たちは僕自身。僕の感情や考え方を画面に投影しています。(北澤隼)






作品数が多い北澤さん。会場に作品が入りきらず、1階のブラウジングコーナーにも作品を進出。さらに、3月のi-BOX展で多くのお客様から「カイコってどうやって飼うの?!」という質問をたくさんいただいたことから、新たにカイコの飼い方をまとめたパネルと冊子を用意しました。冊子は数量限定で配布中ですので、是非お土産としてお持ち帰りください!




「むしむし展」は8月22日まで続きます。会期後半には、スポーツ経済学研究室の福原先生へのインタビューをご紹介します。どうぞお楽しみに。