2016年5月28日土曜日

学内ソロ選抜演奏会2016(5)オーボエとピアノのかけあいに注目!

こんにちは、i-BOXです。

学内ソロ選抜・今回はオーボエに迫ります!



いよいよ学内ソロ演奏会が明日に迫りました!5月のi-BOX特集「学内ソロ選抜演奏会2016」のラストインタビューを飾るのは管弦打楽器 オーボエ専攻4年 渡邊 萌愛(わたなべ もえ)さんです!渡邊さんの演奏曲「オーボエとピアノのための協奏的二重奏曲」とオーボエの魅力を語っていただきました!

―「オーボエとピアノのための協奏的二重奏曲」について教えてください!
この曲は、私が大学2年生の頃、東京のコンクールを聴きに行った際に出会ったものです。演奏者の気迫と曲の迫力に圧倒され私も弾いてみたいと思いました。技術的に難しい曲だったので、私の演奏技術をあげて、一年半後の今、この曲にチャレンジしました。この曲は1983年オーボエ演奏者ハインツ・ホリガーのために作られた現代曲です。タイトル通り、オーボエとピアノの魅力が詰まっていてピアノと対等に演奏するようにしています。

―渡邊さんが演奏するオーボエってどんな楽器ですか?
唯一無二の音色を生みだす「リード」

オーボエは「一番繊細な楽器」だと言われています。演奏者は「リード」というものを自分で作るので、唯一無二な音色なんです。また、楽器は半年に1回はメンテナンスをしています。楽器を雑に扱っていなくても少しずつ金具が緩んできてしまいます。メンテナンスは大変ですが、とても愛着が湧きます!

―「リード」って、よく耳にしますが、実際にはどんなものですか?
このような道具を使ってリードを作ります

リードはオーボエに刺してそこから息を吹き、その振動で音が鳴ります。アシという植物から作るのですが、一本一本演奏者が自分の癖に合わせて作るので、音色も少しづつ変わっていきます。このリードをひとつ作るのに何十時間もかかります。私は大学に入ってから自分でリードを作り始めました。リードを作らないと練習ができないので最初のころは殆どの時間がリード作りでしたね。

―最後に、お客様に聴いてほしいポイントを教えてください!
湿度管理は欠かせません!

オーボエと伴奏・福森さんとのピアノの掛け合いに注目していただけたらと思います。 オーボエとピアノが会話しているような演奏です。楽しんで聴いていただけたら嬉しいです。


今回、管弦打楽器、声楽、ピアノ、ヴァイオリンから計12名の学生が演奏します。それぞれの楽器への愛と演奏曲への熱い思いがたくさん詰まっているように感じました。シリーズでお伝えしてきました「学内ソロ演奏会2016」いかがでしたでしょうか?本校学生がこの日のために練習を積み重ねた努力が花開く演奏会となっています。皆様のご来場をお待ちしております!


「第七回学内ソロ選抜演奏会」概要(※終了しました)


日時:2016年5月29日(日)
開演:15:30(開場15:00)
場所:岩見沢市民会館 まなみーる 大ホール
入場料:無料