教員の道に進んだ理由とは・・・
「就職活動を始めたのはかなり遅かったと思います。何がしたいか、私には何が出来るかと考えると、やはりずっと学んできた油彩画を活かしたいという想いがありました。そこでハッと高校時代の恩師のことを思い出しました。絵を教えながら、自分も学校の美術準備室をアトリエにして絵を描いていた。そうだ、先生を目指そう、と高校教員になることを決めました。」
卒業から5年、現在は勤務校全学年の美術科と美術部の顧問、クラス担任を受け持つ太田さん。とても忙しそうです。教員としての経験が制作に活かされることがあるのかを伺ってみました。
「生徒が考えていることはすごく面白いです。夜中にどうしても目が冴えてしまって眠れないときの気持ちを絵にしたいだとか、自分が死ぬ時の様子を表現するにはどうしたらいいかとか、自由な発想に自分もすごく刺激を受けます。生徒とかかわることが制作にもつながり、実際に「卒業式」という作品を描きました。先生にならなかったらまず描かなかったと思います。」
生徒の助けになれたときはやっててよかったなと思います、という太田さん。では、北海道教育大学岩見沢校で学んだことは、どんなふうに今の仕事に活かされているのでしょうか?太田さんのZAWA+、明日もご紹介します。引き続きご覧ください!
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卒業生による展覧会 ZAWA+ vol.1 太田香
「終わらない遊戯」
会期:2020年12月13日(日)~12月27日(日)
時間:10:00~12:00、13:00~16:00
会場:北海道教育大学岩見沢校i-BOX(JR岩見沢複合駅舎内2階)
入場無料
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