2017年10月28日土曜日

アニメ×陸上、不思議な出会い!(後)


こんにちは。i-BOXです。
さとうゆかさんの個展「残像と影」。昨日はアニメーション制作方法を解明するべく(?)、i-BOXスタッフの藤沢郡さんが実際にアニメーションの制作を体験した様子をお届けしました。
作業をする中で、スポーツと美術には共通するものがあると感じた藤沢さんが、さとうさんにインタビューしてみました。

スポーツとアニメーションの共通点part2

【藤沢】「アニメーションは同じような絵を大量に描き続けるという、地道な作業を続けてようやく作品が完成しますね。僕は陸上をやっていますが、スポーツも地道な練習を重ねるので似ている部分があるように思います。僕はよく走っている中盤のとき、まだ終わらない、疲れたなど、色々と考えてしまいます。さとうさんは、制作の中盤はどんなことを思って作業していますか?」


【さとう】「私が大変だな、と思うのは動画の作画です。ここがとにかく時間がかかって、しかも全然終わりがみえなくて、悩むことの多い作業。気分が乗らない、きついと思った時は他の作業工程に逃げたりもします。
ただ、多分スポーツでいうランナーズハイみたいなものがアニメーションの作業にもあって、長時間ぶっとおしで描き続けているとだんだん楽しくなってくることがあります。その瞬間が本当に楽しくて、そうなると力つきるまでひたすら描いていたりします。」

【藤沢】「でも走り終わってみると、案外まだ行けるじゃん、ってなるんですよね(笑)」

【さとう】「私がアニメーションで一番面白いと思っているのは、絵が動く瞬間です。1時間かけて描いたものは1秒とか2秒にしかならないのですが、その動く瞬間を見るのはいつでもワクワクします。そのために飽きずにアニメーションを作り続けているのかもしれません。」






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陸上とアニメ。それぞれの分野で戦う二人ですが、話してみると案外共通点は多い模様。手元でアニメーション制作をしながらも、二人はいろいろと意見を交わしていました。

さとうゆかさん個展「残像と影」はいよいよ明日の17時で終了です。明日はさとうさんが10時から16時まで在廊します。最後のチャンスですので、どうぞお見逃し無く。