インタビュー内容
―井内さんは4年生ですが、過去にこの学内ソロ選抜演奏会に出演希望をされたことは?
「出演を希望したのは今回が初めてです。憧れていたので、最後のチャンスで挑戦して選抜され、とても嬉しかったです。」 ―今回演奏されるベートーヴェン作曲「創作主題による32の変奏曲」を選んだ理由は?
「まず最初に変奏曲をやろうと決め、色んな変奏曲を聴いて5~6曲まで絞りました。その中から先生に相談し、“この大曲をやることはきっと糧になるはず”と薦めてくださったのがこの曲でした。」 ―たくさんの候補の中から選ばれたんですね。どんな曲なんでしょうか。
「ベートーヴェンの“運命”や“ピアノソナタ第8番「悲愴」”などの名曲に多い、ハ短調の曲です。たとえば、ヘ長調はよろこびを表現するのによく使われる調ですが、ハ短調は悲しみの調という感じです。ジャンルでいうと、“シャコンヌ”というメキシコが起源の舞曲で、3拍子で2拍目に重みを持たせるような独特のリズムになっています。」 ―最後に、演奏会でこの曲をどのように演奏したいですか? 「ベートーヴェンが書いた悲しみを表現できるよう、自分の中の感情を重ねながら演奏するよう心がけています。“創作主題による32の変奏曲”というタイトルのとおり、8小節の主題があって、それが表現を変えながら32回繰り返される曲なので、それぞれの違いをしっかりと弾き分けられるように演奏したいと思います。」 井内さん、ありがとうございました。同じ主題で32通りの様々な表現をするというのは面白そうですね。みなさんもぜひ、その違いをじっくり聴きに行ってみてください。
明日はヴァイオリン・小野寺百音さんのインタビューをお届けします。お楽しみに!
「出演を希望したのは今回が初めてです。憧れていたので、最後のチャンスで挑戦して選抜され、とても嬉しかったです。」 ―今回演奏されるベートーヴェン作曲「創作主題による32の変奏曲」を選んだ理由は?
「まず最初に変奏曲をやろうと決め、色んな変奏曲を聴いて5~6曲まで絞りました。その中から先生に相談し、“この大曲をやることはきっと糧になるはず”と薦めてくださったのがこの曲でした。」 ―たくさんの候補の中から選ばれたんですね。どんな曲なんでしょうか。
「ベートーヴェンの“運命”や“ピアノソナタ第8番「悲愴」”などの名曲に多い、ハ短調の曲です。たとえば、ヘ長調はよろこびを表現するのによく使われる調ですが、ハ短調は悲しみの調という感じです。ジャンルでいうと、“シャコンヌ”というメキシコが起源の舞曲で、3拍子で2拍目に重みを持たせるような独特のリズムになっています。」 ―最後に、演奏会でこの曲をどのように演奏したいですか? 「ベートーヴェンが書いた悲しみを表現できるよう、自分の中の感情を重ねながら演奏するよう心がけています。“創作主題による32の変奏曲”というタイトルのとおり、8小節の主題があって、それが表現を変えながら32回繰り返される曲なので、それぞれの違いをしっかりと弾き分けられるように演奏したいと思います。」 井内さん、ありがとうございました。同じ主題で32通りの様々な表現をするというのは面白そうですね。みなさんもぜひ、その違いをじっくり聴きに行ってみてください。
明日はヴァイオリン・小野寺百音さんのインタビューをお届けします。お楽しみに!