2016年4月26日火曜日

「夜の空気」(前)

こんにちは。i-BOXです。

昨日お知らせしたとおり、明日からは学生企画展示2016の第1弾・佐藤歩惟さんによる個展「夜の空気」が開催されます!現在搬入中ですが、佐藤さんが制作するのは「金属工芸」。うーん?金属工芸って一体なんだろう?…ということで、直接佐藤さんの制作現場にお邪魔しました。

金属工芸とはなんだろう…?佐藤さんにお伺いしました




―佐藤さん、こんにちは。初めて金属工芸研究室に入りましたが、学校にこんなところがあるんですね!びっくりしました。さっそくですが、金属工芸って何ですか?

「金属を使った美術作品です。金属工芸は主に3つに分かれますが、金属を彫る「彫金(ちょうきん)」、溶かした金属を型に流し込む「鋳金(ちゅうきん)」、そして、金属をたたいて形作る「鍛金(たんきん)」があります。」



―鍛金…あまりイメージがわきません…。

「代表的なものは鍛冶屋さんが作る刀です。鉄を熱して叩いているでしょう。岩見沢校の金属工芸研究室では、主に鉄や銅を使った鍛金作品の制作に取り組んでいます。」

―刀も金属工芸なのですね。ところで、何故金属で作品を作ろうと思ったんですか?

「1年生の時は、カリキュラムの中で金属に限らず様々な作品の技法を学んでいました。その中で一番楽しかったのは、鉄を熱することです。鉄を熱したときに赤くなる瞬間のほわ~って感じは………もう熱した人にしかわからない感動なんですよ!!そこがよくって、2年生の前期から金属工芸のゼミに入りましたね。正直、自分でも大学に入るまで鉄を扱うとは思っていませんでした(笑)。」


……鉄をめぐる佐藤さんのお話はまだまだ続きます。明日は、今回の個展について教えてもらいましょう。