2015年11月22日日曜日

SUPERWINDS2015開催(後)編曲の真価、進化する編曲

こんにちは。i-BOXです。昨日に引き続き、SUPERWINDS特集をお送りしますよー!本日は、今年度本校に着任され、初めてSUPERWINDSに関わることになった、作曲第1研究室の阿部俊祐先生にお話をお伺いします!

編曲担当・阿部先生にお伺いしました!


―今回、阿部先生はベーラ・バルトーク作曲の「弦楽のためのディヴェルティメントSz.113より第1楽章」を編曲されました。どんな曲でしょうか?

「ディヴェルティメントはバルトークの最盛期かつ最後期の頃の作品で、“明るくてわかりやすい”弦楽アンサンブル曲かと思います。今回は第1楽章のみを編曲しましたが、やがては第2,3楽章についても編曲できたら…と考えています。」
―今回のアレンジはどのような感じになりましたか?

「吹奏楽というと、音に厚みがあって、派手で大音量…人を圧倒するのが主流のような要素がありますが、今回は落ち着いたアレンジに仕上げました。ピアニッシモや音がクリアなところを強調できるように心がけています。まぁ、拍子が頻繁に変わるので、演奏する学生は大変そうですね。」
―初めてのSUPERWINDSです。ご感想は?

「赴任した当初くらいからSUPERWINDSへのお話をいただいておりました。僕は中高とブラスバンドでトロンボーンを経験していましたが、いざアレンジに取り掛かろうと思うと、吹奏楽のアレンジは楽器も音も多くて大変で…。僕の2015年の夏休みはこの一曲で終わりました(笑)もう、最初の頃の記憶とかありません(笑)」

阿部先生の夏休みの思い出がぎゅっとつまった(?)一曲、バルトークの「弦楽のためのディヴェルティメントSz.113より第1楽章」。一体どんな仕上がりになっているのでしょうか?
編曲の力によって、また先生・学生たちの演奏によってどのような吹奏楽へと進化するのか…!その真価は、ぜひ当日の会場にてお確かめください!