「風が吹くとき」~制作について~

こんにちは、i-BOXです。
さて、19日から開催中の学生展示企画2016 Part.11 坂本有美小作品展「風が吹くとき」。
作品を制作している研究室にi-BOX職員がお邪魔しました。主にテンペラ技法を使って描かれている坂本さんの作品。テンペラって何?と疑問に思われる方もいるのではないでしょうか。坂本さんの作品制作についてお話を伺いました。

テンペラ技法で使用するのは・・・卵!?


――テンペラ技法とは、どのようなものでしょうか?
「テンペラ技法は、全卵と樹脂を混ぜたものを顔料と練ってできた絵の具で描いていく技法です。
「時が来る」という作品は、テンペラと透明油絵の具を何層も色を塗り重ねてグラデーションをかけながら描いています。どの色を重ねていくかという計画はとても大切で、難しいですね。
この技法は、学部の2年生で習いましたが、当時はとても大変でした。ずっとテンペラは作品に使っていませんでしたが、昨年の夏ごろから始めました。技術のレベルが上がるに連れてテンペラ技法を扱いやすくなりました。」


――作品の一部に箔を使用していますが、「金箔」と「洋箔」の違いって何でしょうか?
「洋箔は銅と亜鉛でできています。金箔は、貼ったあとに磨くことが出来るのですが、洋箔は磨けないんです。金箔は、高価な画材なので洋箔を使うことが多いですね。
洋箔を張ってからボールペンの先などで模様を描いたりして画面に表情を出しています。箔の使い方も小作品で実験しながら自分に合った表現を探しています。」


洋箔は、日の光が入っている時間帯と日が沈んだ時間帯で作品の表情の変化が魅力的。会場には、実際に使用している顔料も展示中です!実際に作品を観ると細部まで細かく描かれていることがわかります。ぜひ、ご覧ください!

学生展示企画2016 Part.11 坂本有美作品展「風が吹くとき」概要



日程:開催中~2月4日(土)
時間:10:00~17:00 ※最終日は15:00まで
会場:北海道教育大学岩見沢校BOX[i-BOX]
入場無料