2022年7月28日木曜日

目指せ!楽しいレッスン!

こんにちは、i-BOXです。

4月から取材を行っている音楽文化専攻の講義「ピアノ指導法」。受講生が生徒と先生に分かれて模擬レッスンを行い実践的に学んでいます。


この講義では、二人一組となって模擬レッスンの『指導案』という台本のようなものを作成し、それに沿ってレッスンを実演していきます。

しかしこの指導案、レッスンを実演する直前に先生が生徒役の学生に「指導案ではこうだけど、ここをこういうふうに弾いて」とわざと弾けないように指示がだされ、予定通りには進められないのです!先生役の学生は咄嗟にどのような対応ができるのかが試されます!


今回スタッフSは、鍵盤第4研究室3年生の村上芽未(むらかみめいみ) さんと増川里菜(ますかわりな)さんのレッスンを見学してきました!授業前お二人に理想の指導方法と、どんなことに注意したいかを聞かせていただきました。

ー村上さん「私に最初ピアノの指導をしてくれた先生は寄り添う弾くことの”楽しさ”を重視して教えてくれました。その先生のおかげでここまでピアノを続けてこれたと思うので、私も生徒一人一人のニーズに合わせた指導をできるようになりたいです。
今日は作った指導案に固執しないよう、生徒の状態に合わせて臨機応変に、寄り添うことを意識して指導したいです。」


ー増川さん「私も堅苦しく技術ばかりを指導するのではなく、楽しみながら自然と技術が身につけられるような指導を理想としています。
今日は生徒の設定を小学6年生としているので、その年齢に合わせた言葉を使うことを意識します。同級生同士で先生・生徒役をやるのでつい普段のように喋らないよう、専門用語を使わないように気を付けます。」


実際にお二人ともレッスン中は、ゆっくりはっきり喋ったり、生徒の顔を見てしっかり目を合わせるようにしたりと”寄り添う”ことを意識しているのがよく伝わりました!
特に印象的だったのは、徹底して否定的な言葉を使わないようにしているところでした。「こうしたらもっといいかも!」と明るく元気に声を掛けて”楽しい”雰囲気を作れていたと思います!


さて、全4回にわたってi-BOXでは「ピアノ指導法」の記事を掲載してきました。受験を考えている高校生の皆さんに実際の授業の雰囲気までお届けできていれば幸いです。
ほかにもまだまだ面白い講義がありますので、皆さん今後もお楽しみに!