2022年7月24日日曜日

日本舞踊を学ぶ

こんにちは。i-BOXです。

本校音楽文化専攻では、今年も日本舞踊を学ぶ集中講義「身体表現Ⅱ」が行われました。先生に花柳克昂さんをお招きし、学生たちが体育館で日本舞踊を学びます。7月15日に行われた発表会に、スタッフFが足を運びました。


演目は、「菊づくし」「潮来出島(いたこてじま)」「さくら さくら」「藤娘」、そして、花柳先生による演舞「越後獅子」の5つ。ちょっと畏まった授業かな…?と思っていたところ、花柳先生は「日本舞踊は本当な特殊なものじゃありませんよ」と教えてくれました。


「「日本舞踊」は、昔の人はみんなやっていた、所作の基本です。ダンスというよりも、礼儀作法を学び身につけるようなものでしょうか。現代において楽器や声楽、ダンスなど、自己表現の方法はさまざまですが、日本舞踊もその一つです。教えた学生全員がプレイヤーじゃなくとも、身体表現・自己表現の一種として、日本舞踊を学んでほしいと思います。」



受講した木村真実さん(声楽第2研究室3年)は、「声楽の先生に舞台での立ち振る舞いに役立つから、と勧められて受講しました。手解きを受けながら振付を考え、自主練習をして今日を迎えることが出来ました。」と教えてくれました。木村さんが振付をしたのは3曲目の「さくら さくら」。学生による琴の生演奏に合わせた演舞で、学生が2チームに分かれて「富士山と桜が散る様子」「桜そのものの美しさ」を表現しました。踊りは苦手という木村さんでしたが、とっても美しい所作でしたよ。


浴衣と扇子が映えて、華やかで凛とした振る舞いが素敵な発表会でした!
(取材:藤野留朱/美術文化専攻4年)