2020年10月12日月曜日

ZAWA+ vol.0 煤田真実~アーティストとして、「線をきる」~

こんにちは。i-BOXです。
昨日よりこちらのFacebookでは、現在i-BOXで展示中の煤田真実さんへ行ったロングインタビューをご紹介しています。昨日は煤田さんのお仕事についてご紹介しましたが、本日は「アーティスト編」として、作品制作についてご紹介します。





ススダさんの作品。


大学在学中にはそれまで主に取り組んできたペン画に加えて、水彩色鉛筆やDMデザイン、アニメーション、映像・写真作品、コピーライティングなど幅広い分野に挑戦してきた煤田さん。表現の手法が増えたことが今の仕事につながった一方で、在学中にはどれが本当の自分の武器なのか、やりたいことなのか、迷いが生じた時期もあったそうです。しかし、大学を卒業して仕事に慣れていく中で、煤田さんの中で少しずつ変化が起こっていきました。

「今は、作品制作を少しずつリハビリのような気持ちで再開しています。自分の中で勝手に距離を置いていたデジタルでの作品に手を出したりと、新たなことに挑戦しはじめました。これまでは仕事の制作だけでなく、個人の領域にもルールや意味を設定しようとして苦しくなっていたので、そんなしがらみや過去のあれこれと決別するという意味もこめて、今回の展示は「線をきる」というタイトルにしました。」


ペン画を主としていたこれまでの作品との縁を断つ、直線に対する強いこだわりや執着心も一旦心の隅に置いて、新しい私になりたいという想いが込められた今回の展示、「線をきる」。最後に、これからの抱負や目標についてお話を伺いました。







「美術に関わる仕事で、自分は何がしたいのかという問いにまだはっきりと答えることはできませんが、既に今の環境においてこれまで培ったものが私を助けてくれています。この展示を契機に、自分も一歩前に進みたいです。」
大学に入って一番良かったことは、真面目なことも何気ないことも語り合える友人や先生との出会いと話す煤田さん。自分の人生はまだまだ始まったばかり、とお話を締めくくってくれました。


岩見沢から、その先へ――卒業生の“今”に密着する新企画「ZAWA+(ザワプラス)」。プレ企画は大学の広報・地域連携グループで勤務する煤田真実さんをご紹介しました。これからも様々なジャンルで活躍する卒業生たちの様子を紹介していきたいと思います!