2020年1月28日火曜日

今年もロシアンナイト!

こんにちは。i-BOXです。
クリスマスに有明交流プラザにて行われた重唱コンサート「トッキアーモ!」が記憶に新しい本校音楽専攻の皆さんですが、ここ数年でお馴染みとなっているあのイベントが今年もやってまいります。その名も、「ロシアの夕べ〜Russian Night(ロシアンナイト)~」。今回は出演者の中村ひな乃さん八重樫楓子さんに加え、なんと声楽第二研究室の服部麻実先生にもお話を聞いてまいりました!

ロシアを感じよう!

服部先生の専門研究がロシアの歌曲ということで、3年前から年に一度、有志を募ってロシアづくしの演奏会を開催されています。ロシア語の歌…なんだか想像がつきにくいですね。しかし、一見とっつきにくそうに感じるロシア語の曲には、声楽界での定番と言えるイタリア語やドイツ語、フランス語といったラテン文字を起源とした言語の曲とはまた違った魅力が隠されているそうです。
「チャイコフスキーに代表されるように、ロシアの曲は大人の雰囲気を持った難しいものが多いです。」と教えてくださった服部先生。今回中村さんが歌う曲はそんなチャイコフスキーの「子守唄」という歌ですが、「1年生や2年生には少し難しいかなと思いますが、4年生であり、なおかつロシアの現地にも行っている中村さんならきっと複雑な情緒を表現してくれると思います。」と太鼓判を押されていました。
実は、中村さんと八重樫さんは去年のロシアンナイトの開催後、実際にロシアのコンクールに出場され、そこでディプロマを取得されています。
「初めての海外でしたが、目に写る景色が全て素敵で輝いていました。」と語ってくれた中村さん。音楽の違いについて聞くと、「やはり同年代でも私たちとは全然体格が違い、表現力に差があって、まだまだレベルアップしなきゃ…と感じました。」とフィジカル面での差を口にされていました。
そして、八重樫さんが歌う曲はチャイコフスキーより少し前に活躍していたヴァルラモフという作曲家の「ひとりでなんてどうやって生きましょう?」。服部先生いわく、貴族や王族ではない普通の女の子が恋い焦がれ、ポップに愛を歌うという情景が伝わり、八重樫さんのような若い女の子にぴったりの曲とのこと。
最後に「正直、ロシア語はなんて歌っているのか聞き取りにくいと思いますが、私たちが実際に行って肌で感じてきた“ロシア”を精一杯歌に込めるので、ぜひ聴きに来てください。」とのメッセージをいただきました。みなさまのご来場をお待ちしています!

「ロシアの夕べ~Russian Night~」

日 時:2020年2月1日(土)16:30開場 17:00開演 
会 場:北海道教育大学岩見沢校 i-HALL
(岩見沢市緑が丘2丁目34)
入場無料