2018年12月4日火曜日

選曲に理由あり!定期演奏会は12/11です(1)

こんにちは。i-BOXです。
いよいよ今年も音楽文化専攻年による年に1度の大演奏会「定期演奏会」の季節がやってきました!音楽文化専攻3年生の皆さんが運営の中心となり、この日のために4月から着々と準備を続け、まもなく本番を迎えようとしています。
実は、定期演奏会の曲目は音楽文化専攻の皆さんによる投票で選ばれているものもあります。ご存知でしたか?学生たちがいくつもある候補の中から「これ!」という珠玉の1曲を選び、毎年お送りしているんですよ~。そこで、今日から4日間i-BOXのFacebookでは、定期演奏会の曲目を、「選定理由」と一緒にご紹介します。選ばれた曲にはどんな想いが込められているのでしょうか?
今日は合唱曲「戴冠ミサ」について、合唱代表の中村ひなのさんと、小玉智子さんにお話を伺います!

聞く人が分かりやすい曲!

――それではさっそく…「戴冠ミサ」とはどんな曲ですか?
中村「『戴冠ミサ』はモーツァルト作曲です。モーツァルトの宗教曲といえば、最晩年に作曲されたレクイエムが有名ですが、実はレクイエムは未完成だったものを他の人の手によって完成させた曲です。モーツァルト自身が完成させた宗教曲では、この『戴冠ミサ』が一番有名な曲なんです!」

――小玉さんはこの曲でソプラノソリストとして出演するとお伺いしています。
小玉「決まった時は驚きました。曲の終盤に長いソロがあるのですが、その時間会場が自分の声だけになることを想像すると、夜も眠れないくらい緊張します(笑)!ですが、やりがいも感じているので、本番まで一生懸命練習したいと思います。」

――こちらの曲、昨年の前期授業「合唱」の課題曲でしたね。皆さん慣れないラテン語に苦労していた記憶がありますが…なぜこの曲が選ばれたのでしょうか。
中村「選定理由として、一つ目は、とても有名な曲であることです。聴いている人がわかりやすく聴きやすい曲を選びました。二つ目は、一度授業で経験しているということです。一度経験していることから、最初は曲を歌うことに必死だったものが、表現の面でも余裕が出て、よりよい合唱をすることができるのではないかと思い、この曲に決まりました。」
小玉「授業と定期演奏会ではやはり、モチベーションが変わってきますね。授業では、曲に必死に食らいついていく感じだったのですが、定期演奏会ではラテン語をうまく表現できるように、発声の仕方をたくさん練習しています。また伴奏がオーケストラになるので、ピアノ伴奏で歌っていた授業とはまた違った雰囲気になると思います。お楽しみに!」

授業から一味も二味もレベルアップした合唱「戴冠ミサ」。i-BOXスタッフも練習にお邪魔しましたが、授業とは比べ物にならない迫力に、確かにびっくりしました!!本番も楽しみですね。
明日は「弦楽のためのトリプティーク」について小野寺百音さん鈴木初さんにお話を伺いますので、ぜひご覧ください!

北海道教育大学岩見沢校 音楽文化専攻
「平成30年度 定期演奏会《岩見沢公演》」(※終了しました)

日時:2018年12月11日(火)18:30開演(開場は30分前)
会場:まなみーる岩見沢市民会館
入場無料
※札幌公演は翌日・札幌コンサートホールKitaraで開催です