2018年10月23日火曜日

「地域プロジェクトⅠ」始動!

こんにちは。i-BOXです。
大学が地域で何をできるか考え、企画・実行していく本校の授業「地域プロジェクト」。いよいよ1年生も始動しました。というわけで、先日行われた授業にi-BOX学生スタッフGが潜入してきましたよ!

専攻を越えて岩見沢で出来ることを考える

この授業は全専攻共通の授業で、専攻関係なくグループに分かれて取り組みます。まずは担当の先生方のそれぞれの専門分野について講義を受け、その後自分が興味のある分野へ希望を出し、グループ分けをしていきます。

学生スタッフGがお邪魔したのは、このグループ分けをする前の、それぞれの分野について説明を受ける授業。この日は芸術・スポーツビジネス専攻の曽田雄志先生グループの分野「高齢者福祉」についてお話を聞きました。

全国的に少子高齢化が進む中、岩見沢市内で“高齢者のみ”で暮らしている世帯は全体の約30%に上るそうです。そこには、「災害など、急に何かが起きたときの情報伝達が遅れがちで、対応にも遅れが出やすい」といった問題や、「増え続ける医療費や、医師などの人手不足問題」など、解決していかなければならない課題がたくさん。

中には、病院が「少しでも不安があれば行く、相談所のような場所」や「人とコミュニケーションできる場」となってしまっている高齢者も少なくない、なんて問題も。もちろん早めに病院へ行くことが悪いことではありませんが、人手不足などの実情からも、本当に必要な人が診断を受けられるよう適切な利用が求められます。

そんな様々な視点から、曽田先生のグループで取り組むべき対策として挙げられた例は「高齢者を支える人(若年層、働く人)を増やすための環境整備」や、「子供を産み育てたいと思える環境づくり、教育の見直し」、「高齢者がもっと健康でいられるよう、活躍の場や生きがいを見つけ、運動習慣をつけられるようにする」などでした。

今年はどんな活動が生まれるのか!?

さて、学生たちは分野ごとにグループ分けをした後、実際にこのような課題に取り組んでいくこととなりますが、果たしてどんなアイデアが生まれてくるでしょうか。それぞれのグループで、地域のために何ができるかを考えていきますので、今後の活動にご注目ください!取材に潜入した学生スタッフGも授業を聞いて色々と考えさせられたようですよ。

来月はこの「地域プロジェクトⅠ」に、実際に地域で働く人をお招きして授業を展開していくとのこと。i-BOXのFacebookページでは今後も続報をお伝えしていきます!