2017年10月18日水曜日

こだわりの、『ショパン名曲コンサート』(前)


こんにちは。i-BOXです。
昨日お知らせいたしましたとおり、10月27日(金)は札幌・ふきのとうホール(札幌市中央区北4条西6丁目)にて、「ショパン名曲コンサートPart.6」が開催されます。
こちらは、鍵盤第1研究室の研究室生有志と、水田香教授によるコンサートです。水田香教授は今年度いっぱいで退官となるため、今年が最後の開催です。
今日と明日は、「ショパン名曲コンサート」を取り仕切る、鍵盤第1研究室4年の井内沙織さんにお話を伺います。

ショパンの魅力は?




――今回の演奏会ではショパン研究の成果を発表…とのことですが、井内さんはショパンの魅力はどこにあると思いますか?
「ベルギーの作曲家、音楽学者、評論家であるフェティスはショパンのピアノ音楽のことを『ピアニスト音楽』と呼んでいますが、本当にその通りだと思います。作品と演奏家の関係が一体である、という印象です。ショパンはリストのような大衆向けの華やかで技巧的な曲より、少数の音楽仲間との夜会に向けての作品を多く書きました。ショパンはリストの壮大な音楽をうらやむような発言も残しているわけですが、彼とはまた違った独自のニュアンスを生み出していきます。悲しく、デリケートで自然……その、儚い美しさがショパンの魅力だな、と私は思います。」

――今回の演奏会への意気込みを教えてください!
「演奏会を開催するまでは、大変な道のりでした。ホールの予約からプログラムの決定、チラシの作成や曲目開設の準備、打合せ、広報宣伝活動…今年は有志での開催ということもあり、全員が力を出し合って、こだわりのつまったプログラムになりました。
今回はショパンの魅力をより詳しく、わかりやすくお伝えするために、大学院の大久保規子さんにお話を担当していただきます。お話の内容も学生みんなで考えて、練ってきた内容ですので、ぜひお楽しみいただけたらと思います。もちろん、今年で退官される水田香先生のバラード4番は必聴です!先生の長年の研究成果である素晴らしい演奏をお楽しみいただけたら幸いです!」

ショパンや演奏会についてアツく語ってくださった井内さん。明日は、そんな井内さんをはじめとする、鍵盤第1研究室の様子をご紹介しますよ~。どうぞお楽しみに!

「ショパン名曲コンサート Part.6」(※終了しました)

日 時:2017年10月27日(金)19:00開演(18:30開場)
会 場:ふきのとうホール
   (札幌市中央区北4条西6丁目3-3)
入場無料