2017年9月18日月曜日

ときめきの館(後)


こんにちは。i-BOXです。
大学院生の藤井毬愛さんによる展覧会「ときめきの館」、特に女性の方に大変好評を頂いています。作品をご覧頂いて「かわいい!」「ほんわかしますね」という意見だけではなく、「とても繊細な方なのでしょうね」という感想も頂いております。

今回藤井毬愛さんは、自らの研究テーマである陶磁作品の他に、季節や空、風、気持ちといった、うつろいゆくものをテーマに3点の織物作品を展示しています。

そんな藤井さん、壁面を大きく使った織物作品『まどみて』を展覧会期中に制作してその様子を公開していますが、今回なぜ壁面を使って制作をしようと思ったのでしょうか?藤井さんにお話を伺いました。

壁面を使った制作の理由…

「普段やっているフレーム織は自分でフレームを作ったりして制作しているのですが、わりと小さめの作品が多かったので、以前から大きなものを制作してみたいと思っていました。ちょうどi-BOXで個展をすることになり、壁面を使って制作ができることが分かったので今回挑戦してみようと思いました。でも、ここまで普段とサイズが違うと織っていく感覚も全然ちがって、想像以上に時間がかかってしまっています…(苦笑)」

なるほど、i-BOXでの個展ならではの作品ということですね。
この作品は展覧会終了後、形を残さず解体してしまう予定とのこと。今回の会期中にだけ見ることのできる作品ですので、お見逃しなく。

陶磁器作品ではキャラクターやデザイン性を重視する一方で、染織作品の繊細さは、多くのお客様を惹きつけます。あるお客様は、「目にしたであろうその一瞬に感動した心が、そのまま表れた、本当に美しくて優しい作品だと思う」とおっしゃっていました。

優しくて暖かく、可愛らしい作品が、皆様のご来場を心よりお待ちしております。
藤井毬愛さん個展「ときめきの館」は26日(火)まで開催です。

学生展示企画2017Part.4 藤井毬愛
「ときめきの館」(※終了しました)

会 期:開催中~9/26(火)
時 間:10:00~17:00
会 場:北海道教育大学岩見沢校BOX[i-BOX]
  (岩見沢市有明町南1番地1 JR岩見沢複合駅舎2階内)
入場無料