こんにちは。i-BOXです。
現在i-BOXと市民ギャラリーAで開催中の「第2回油彩画研究室授業作品展」。いよいよ会期も折り返しとなりました。本日は、i-BOX会場で「おおっ」という声が上がる「思い出せないもの」を制作した三村紗瑛子さん(院2)にお話を伺います。ポイントは片目!?
――これまで、三村さんは「安らぎと違和感の共存」をテーマに、不思議な室内風景を描いてきましたが、遂に立体になってしまいましたね。制作した感想を聞かせてください。
「自分の既存の絵画作品を立体にしてみて、いつも描いている室内の絵画が自分の思っていた以上に“異質な空間”であることに気付きました。もともと違和感などを意識しながら描いてはいるのですが、立体にしてみると床や壁が想像以上に傾いていたり、自分の絵の空間の歪みを改めて実感することができました。自分の絵画をより客観視できる制作だったと思います。」
「自分の既存の絵画作品を立体にしてみて、いつも描いている室内の絵画が自分の思っていた以上に“異質な空間”であることに気付きました。もともと違和感などを意識しながら描いてはいるのですが、立体にしてみると床や壁が想像以上に傾いていたり、自分の絵の空間の歪みを改めて実感することができました。自分の絵画をより客観視できる制作だったと思います。」
――三村さんは今回の授業で「コラージュ」をテーマにこちらの作品を制作したとのことですが、(この作品における)「コラージュ」とはなんでしょうか?
「コラージュは様々な素材を貼り付ける技法ですが、他のコラージュ作品のイメージ等にとらわれず、思うままに素材を貼り付けて制作しました。そうすると、最終的にジオラマのようなものになっていって、これはコラージュとしてアリなのか?と自分でも考えながら制作していました(笑)」
「コラージュは様々な素材を貼り付ける技法ですが、他のコラージュ作品のイメージ等にとらわれず、思うままに素材を貼り付けて制作しました。そうすると、最終的にジオラマのようなものになっていって、これはコラージュとしてアリなのか?と自分でも考えながら制作していました(笑)」
――この作品、見方によっては絵画に見えるポイントがあるのだとか…?おススメの鑑賞ポイントを教えてください!
「作品と同じ高さよりも少し上から見下ろすような感じで見てもらうと、元の絵画に近く見えると思います。右目だけと左目だけで見ると印象が変わって面白いので、ぜひ片目ずつ試してみてください。」