2016年5月18日水曜日

陸上には、ドラマがある。

こんにちは。i-BOXです。

長距離種目は…頭脳戦!?


先月お伝えしたとおり、4月下旬に本校の陸上競技部は「北海道学連競技会第1戦」に参戦しました。この大会で、先日お話を伺った“F君”こと藤沢郡さん(スポーツ文化専攻3年)が、出場した5000mで、14分59秒24の記録を出し、見事優勝を果たしました。
これにより、藤沢さんは夏に道内で行われる陸上のプロアスリートが集結する「ホクレンディスタンス」及び、秋の出雲駅伝の北海道学連選抜代表選考会への出場権を得ました。今回は陸上競技に関する知識ゼロの職員Oが、藤沢さんに長距離種目の面白さについて伺ってみました。

―藤沢さん、長距離種目の面白さってずばり何ですか?
「まず、長距離種目は、周りを見る余裕がないと、レースを支配できません。集団で走っているときに誰が飛び出てきても、冷静さがないとダメですね。今飛び出てきた選手は、こちらのペースを乱そうとしているのか?今自分も負けずに行くべきなのか…残りの距離や天候、体調などを考慮しつつ、戦略を立てていきます。」

―あれ?思っていたより頭脳戦です!速さだけではないのですね。
「長距離の良さっていうのは“展開”があることだと思います。例えば、スタート時の位置取りひとつとっても重要です。1500mだったら、最初の200mは格闘ですよ。一斉に走り出すから、お互いの足はもつれるし、怪我をすることもままあります。
もちろん、速さも重要です。1分・1秒違うだけで、世界が変わります。記録が良いほど、出られる大会は増えます。例えばもし今回の記録が15分台だったら、ホクレンディスタンスの出場権はありませんでした。これは陸上競技全体にいえますが、強くなればなるほど、世界は広がります。」

今、走ることが楽しい、と語る藤沢さんは、今週末から開催される北海道インカレにも3000m障害と5000mで出場予定です。「長距離だけでなく、短距離や投擲にもそれぞれドラマがあります。見ているだけでも面白いと思うので、是非見に来てみて下さい。そして応援もよろしくお願いします」とコメントを頂きました。
北海道インカレは5月20日(金)から22日(日)まで、厚別陸上競技場で開催です。お近くの方は、是非応援よろしくお願い致します。