2016年3月22日火曜日

集中講義「金工特講」がおこなわれました!(後)

こんにちは。i-BOXです。
昨日に引き続き、集中講義「金工特講」の話題をお届けしていきます!


今回は鋳造機で金属を溶かしていきます…



実際の鋳造日に授業にお邪魔してみると、朝から窯のスイッチがいれられ、鋳造の準備がはじまっていました。きれいな鋳型をつくるために、6~7時間ほどかけてゆっくりと窯の温度をあげていく必要があるとのこと…。交代で温度管理をしながら窯のようすをみます。

鋳型の準備ができたら、いよいよ鋳造機の出番です!まるでコックピットのような機械には、スイッチやメーターがたくさん。わくわくしますね~。
鋳造することのできる金属は、銀、真鍮、ブロンズ、アルミの4種類で、それぞれが好きなもの選択し、使用する金属に応じて順番に鋳造がはじまりました。

鋳造機の上面には、金属を溶かしているところを覗くことができる窓がついており、参加した学生の皆さんは、粒や板、棒状だった金属が真っ赤に溶けていく姿を興味深そうにまじまじと眺めていました。
金属の溶解室の下に鋳型をセットし、スイッチを押すと、するりと金属が流れ込んでいきます。鋳造が完了し、取り出した鋳型を水の中へ浸すと、「ジューッゴボゴボッ!」と音をたてて、それぞれにつくられた形が金属になって出てきました…!(派手な登場!)やった!完成!と思いきや、ここからは仕上げ作業となり、やすりで形を整えたり、ぴかぴかになるまで磨きをかけたりと、完成までの道のりはまだまだ長いようです…。

受講した学生さんは「はじめてで思った通りにはならなかったけど、これからたくさん制作して、人にプレゼントできるようなものをつくれるようになれたら嬉しいです。」と笑顔で話してくれました。
こうやって授業を通してさまざまな技術や考えに触れていくんですね~。また、スポーツをしている人、楽器を弾いている人と金属を扱っている人が同じ建物の中にいるというのは、改めて岩見沢校の不思議な魅力のように感じます。 それぞれの技術や活動が合わさってまた新しいものが生まれてくる、そんな可能性を期待したいと思いました。
そんな魅力ある岩見沢校の授業をまた別の機会にもご紹介できればと思います。またの機会をぜひお楽しみに!