2015年9月16日水曜日

第6回室内楽選抜演奏会開催!~室内楽ってなんだろう?

こんにちは。i-BOXです。  本日は、音楽文化専攻の演奏会のご案内です。秋も深まる10月2日「第6回学内室内楽選抜演奏会」が開催されます。

樋口先生にお聞きしました!室内楽ってなんだろう?


こちらの演奏会では、前期のアンサンブル系の講義である「室内楽」、「ピアノアンサンブル」、「重唱」のそれぞれの前期試験で、優秀な成績を収めた演奏団体が出演するとのことで、5月にi-BOXでも特集をさせていただいた「学内ソロ選抜演奏会」の室内楽版といったところでしょうか。
 ところで、室内楽ってなんだろう?と思った方も少なくないのではないでしょうか?そこで、今回、音楽文化専攻准教授の樋口 英子先生にお話しを伺いました!


-室内楽とは…具体的にはどういったものになるのでしょうか?

 複数の人が同時に演奏を行うアンサンブルのうち、各パートを一人ずつ演奏するものを「重奏(じゅうそう)」と呼びますが、この重奏のための音楽が「室内楽」です。演奏者の中の少なくとも二人が同じ演奏をしているならば合奏(声楽でしたら合唱です)といいます。
 歴史があり作品も多い形態は弦楽四重奏(ヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロ)でしょうか。ピアノ三重奏(ピアノ、ヴァイオリン、チェロ)では、特に独奏者としての3人が対等に渡り合う特徴が強く、それも「室内楽」のひとつの魅力と言えます。木管楽器や金管楽器も十重奏くらいまで作品があり、声楽も加えて現代に至るまで実にさまざまな作品があります。それぞれの楽器や声が、個性を生かして言葉を重ねて紡ぐ音楽の世界は、とても豊かで幅があり、その特徴の何かがきっと皆様の心に響き、気に入るものになることでしょう。

-なるほど…!重奏と合奏の違いはそういうところあるのですね。では、今回の演奏会について一言お願いします。  岩見沢市の皆様には、初夏に開催させていただいている「学内ソロ選抜演奏会」を始め、多くの演奏会でいつも学生を温かく応援していただき、心よりお礼を申し上げます。このような演奏会を経験することにより、音楽を学ぶ学生は、人に伝えることの意味や重さについて考え、演奏家として、また一人の人間として成長します。音楽のある生活の豊かさ、楽しさを伝えたいと学生たちは真剣に日々を過ごしています。どうぞ会場に足をお運びいただき、「室内楽」の会話に満ちた豊かな世界をお楽しみください。「音楽」が、皆様の生活を潤す瑞々しいひとしずくとなりますように、心から願っております。

-ありがとうございます。学生のみなさんや、先生方の音楽にひたむきな姿が感じられます。先のソロ選抜演奏会では、鳥肌の立つような迫力であったり、きらりと光る華やかさ、どこまでも心地よい音など、さまざまな音楽の表現に触れられる機会となっていました。
今回の室内楽選抜演奏会はどのような音楽の世界に出会えるのか、楽しみですね! 秋の夜長に学生のみなさんが奏でる「音楽の会話」を聴きに、ぜひ足をお運びください。


「第6回学内室内楽選抜演奏会」 概要(※終了しました)


■日 時:2015年10月2日(金) 18:00開場 18:30開演 ■会 場:まなみーる岩見沢文化センター中ホール     (岩見沢市9条西4丁目1−1) ■入場無料
※写真は前年度開催時のものです。今年度は、ピアノ演奏は、2台ピアノではなく、連弾での演奏をお楽しみいただけます