こんにちは。i-BOXです。
本日は作曲コースの北爪裕道先生ご担当の授業「コンピューターと音楽文化」のご紹介です。お伺いした日の授業テーマは、「ミクスト音楽」と呼ばれる、楽器の生演奏とスピーカーから流れる電子音響を合わせて上演するスタイルの演奏実習です。
山口琴香さん(鍵盤コース4年)がピアノを弾くのと同時に、音響オペレーター役がミキサーを操作してスピーカーからの音を重ねていきます。山口さんの演奏パートは、似たメロディーを繰り返しながら徐々にクレッシェンドしていくものですが、これに合わせてミキサーで、コンピューターから再生される電子音響パートの音を重ねていき、さらにピアノの演奏音がマイクを通して増幅される音も混ぜ合わせながら、それぞれの音量や音色を調節しているようでした。
音響バランスを繊細に聴き分けながらミキサーでリアルタイム調整をしていると、楽器を演奏するのと同じ緊張感があります。奏者のタイミングと息を合わせて操作することもあるため、演奏本番は二人の息がどれだけ合うかも見どころとなりそうです。
この授業での成果とさらなる発展的な技術、大規模なシステムを結集して、8月6日
(火)に行われるのが、「INTEG'Lab Praxis : 立体音響による音の杜」です。教室での授業では2つのスピーカーでしたが、チラシによると、当日は会場には20台余りの大型スピーカーが設置され、様々な音が会場中を飛び交う「音の杜」が出現するのだとか!?
8月4日(日)にはゲスト講師も招いて電子音響音楽演奏法のワークショップを開催。学生のみなさんはこれも受講し、さらなる練習を経て本番を迎えます。演奏会本番が楽しみですね。
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INTEG'Lab Praxis :
「立体音響による音の杜」
日時:2024年8月6日(火)17:00~
会場:北海道教育大学岩見沢校i-HALL
観覧無料
【関連企画】
「アクースモニウム」による電子音響音楽演奏法ワークショップ
日時:2024年8月4日(日)17:00〜
会場:北海道教育大学岩見沢校i-HALL
ゲスト講師:檜垣 智也
聴講無料
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