2022年2月11日金曜日

i-BOX再開!

お久しぶりです。i-BOXです。

大雪による交通障害により、2月7日から9日にかけて、3日間の臨時休館をいただきました。昨日やっと再開できて、スタッフ一同ほっとしております…。そんなこんなで、現在開催中の油彩画研究室2年生7名による展覧会「七人のカルテ」も、本日を含めて残り5日となってしまいました。


なぜこんなにも館岡さんの作品は赤いの?


本展は7名の学生による自画像と、自分の”病”を描いた絵画、計15枚で展示を構成。
そんな中でもスタッフSが惹かれたのは館岡美波さんの作品「体液海の食傷」。鮮烈な赤に目を奪われてしまいます。なぜこんなにも館岡さんの作品は赤いのでしょう?





「赤と黄色と緑をよく使いますが、特に赤は”正しい色”だと思っています。すべての根源的な色であり、一種の信仰のように私は赤を信じています。血の色も赤だし、マグマの色も赤。この色を自分と照らし合わせて描いています。」












そんな館岡さんが患う病は「自分から逃れることが出来ない病」。なにを作っても自分の色になってしまうし、自分が曲げられないということに悩んでいたという館岡さん。でもここ最近はそんな自分のことを受け入れて「自分は自分のままでいいのかな、と思えるようになってきました。」……そんな状況を絵に描き表しました。
7人が患う病は実にさまざま。
この人どんな人なんだろう?と作品を見ながら考えるのも楽しいかもしれませんね。
「七人のカルテ」は2月15日(火)までの開催です。