こんにちは。i-BOXです。
現在i-BOXで開催中の卒業生による展覧会ZAWA+vol.2 伊藤宏介「墨のいろ、白の形」は明日を残すのみとなりました。
”仕事って何だろう”

さて、今回展覧会に先立ち、10月22日・23日の二日間、伊藤さんにはi-BOX前にて公開制作に挑んでいただきました。
通常は制作の様子を人に見せることはない、という伊藤さんですが、スタッフの「制作の様子を見た人は、書に興味がわくに違いない!」という熱い想い(こみ)に応えていただき、特別に応じていただきました。
公開制作で制作した「為」の書。なぜこの字を選んだのでしょうか。
「この展覧会のコンセプトを聞いて、改めて”仕事って何だろう”と考えたときに、大学時代の恩師が「仕事」のことを「為事」と表記していたことを思い出したのがきっかけでした。昔は『事(つかえる)を為す』という意味で使っていたそうです。働く意味の『仕事』だけではなく、自分の『為す』ことはなんだろうと考えながら、『為』の字を書きました。」

ZAWA+は、「仕事をしながら制作を続けている卒業生」の”その後”をご紹介する展覧会です。会期中会場には多くの方が訪れましたが、中にはこれから社会に飛び出していく学生や、制作を続けようと奮闘中の卒業生の姿も見かけられました。伊藤さんの穏やかで凛とした背中は、これからの未来を担う世代の目に、頼もしく写ったのではないでしょうか。

明日はいよいよ会期最終日。
明日は伊藤さんに、仕事と制作についてお話を伺います。