2020年2月22日土曜日

出会いを糧に、文化を伝える

こんにちは。i-BOXです。
2/29(土)16時よりまなみーる岩見沢市民会館で開催される「令和元年度 北海道教育大学岩見沢校音楽文化専攻 卒業演奏会・研究発表会」。こちらは演奏発表会だけかな~?と思いきや、実は研究発表と呼ばれる成果発表も行われます。音楽文化専攻生はこんな研究をしているんだ~と知ることができる、とっても珍しい機会です。

アイヌ古式舞踊、次世代へ

本日は、「アイヌ古式舞踊から見たアイヌ文化の伝承意義」というタイトルで発表を行う飯田愛依さんにお話を伺います。
――大学生活を振り返っていかがですか?
「色んな人と出会うことができたな、と思います。指導教諭の岩澤孝子先生がタイの大学の方と親交があり、実際にタイの学生が岩見沢校に来てくれたことがありました。タイの民族舞踊を間近で見たり、一方で日本の伝統的な楽器でもある琴などをタイの学生に知ってもらうことができたり…と、異文化交流できたことは特に印象に残っています。」
――では、なぜこの研究テーマを選んだのでしょうか。
「私はずっと北海道で育ってきたのですが、私の専門でもある民族音楽の中で、北海道の先住民族であるアイヌのことはとても興味関心がありました。アイヌ古式舞踊は、ユネスコ無形文化遺産にも指定されていて、歌舞伎や能と同じように、日本の中でも大事な文化です。このような素晴らしい文化が忘れさられないように、次世代に伝えていくためにはどうしたらいいのかという問いから今回の研究をしようと考えました。」
卒業演奏・発表会は、学校関係者だけでなく、市民の方にも成果をご覧いただける貴重な機会。「少しでもアイヌの文化に興味をもっていただけたら」という飯田さん。気合十分で皆様のご来場をお待ちしていますよ~!

「令和元年度 北海道教育大学岩見沢校音楽文化専攻

卒業演奏会・研究発表会」

日時:2020年2月29日(土)16時開演
会場:まなみーる岩見沢市民会館大ホール(9条西4)
入場無料