2019年6月2日日曜日

初の一般公開!作曲コース試演会は6月6日です(前)

こんにちは。i-BOXです。
本校音楽文化専攻には、「鍵盤楽器」「声楽」「管弦打楽器」「音楽教育」と様々なコースが存在しますが、中でも謎に包まれているのが、「作曲コース」です。一般向けの演奏発表会もなく、一体どんなコースなのか常々i-BOXスタッフも気になっていました。…が。なんとこの度、作曲コースの皆さんが、史上初の一般公開演奏会「試演会」を開催することが決まりました。

謎が多い(?)作曲コースの試演会!

これはチャンス!ということで、試演会を行う作曲コースの山本真幸さん作曲コース3年)を直撃!いったい作曲コースってどんなコースなんでしょうか!?教えて、山本さん!!

――こんにちは、今日はよろしくお願いします。早速ですが、作曲コースっていったい何をしているのでしょうか…!?
「他のコースと違って目に見え辛いコースですよね(笑)。ずっと作曲しているようなイメージを持たれがちですが、音楽だけではない、芸術や生活、社会といった幅広く多面的な豊かさから音楽を作り出すのが僕たちの作曲コースです。」

――?具体的にはどんなかんじでしょう?
「たとえば、授業では先生が持ってきた図鑑をみんなで見て話し合ったりと、理論を学ぶだけではないということですね。己の感性を豊かにした上で、各々が気になることを曲にしています。ちなみに、僕は今回の試演会に向けて、数学に関する曲を書きました。古代ギリシアの数学者で哲学者のピタゴラスについて感じた矛盾を曲にしています。皆切り口や視点はそれぞれ、曲の作り方もそれぞれですが、どれも“世に初めて出る曲”です。楽しんでいただければ嬉しいです。」

――すごく…難しそうですね…果たして楽しめるかどうか自信が…
「いやいや。面白いと思いますよ。演奏会は2部構成です。1部は試験で、それぞれ課されたお題に対して曲を作っています。例えば、2年生はソナタ、3年生はアンサンブル、のように。2部はそれぞれが書いた“お試し”の曲を演奏します。昨年は「皿を割る」とか「叫ぶ」とかちょっと驚くような曲もありましたね。」

…?!前衛的な曲が一杯ありそうですね…!!
今回は作曲コースの1・2年生が1名ずつ、3年生が4名、研究生が1名出演します。出演…とはいえ、実際に演奏を行うのは、音楽文化専攻のみなさんたち。そこで、実際の練習の様子にi-BOXスタッフが伺ってみました。明日はその様子をご紹介します。お楽しみに!