2019年4月27日土曜日

カヌーって……作るもの?

こんにちは。i-BOXです。
先週、アウトドア・ライフコースに所属する学生スタッフから「授業でカヌーを作ってるんですよ~!」と聞いたスタッフT。カヌーって…作るものだっけ…?というわけで、現場にお邪魔してきました。

根気強くカヌー作り!

制作現場に到着すると、指導教員である前田和司先生(スポーツ社会学研究室)のもと、みなさん和気あいあいとカヌー制作に取り組んでいました。みなさん、カヌーに乗ることはあっても、カヌー作りは初めてです
この日は、先生がカットした厚さたった5mmの板を、型の曲線に沿わせながら、ボンドやのこぎり、タッカーで貼り付けていく作業を行いました。
カヌー作りは始まったばかり。板の貼り付けが終わったら、紙やすりで全体を磨き、その後にF.R.P(強化ガラス繊維)を外側・内側の両方に貼り付けて…と、随分根気の要りそうな工程が待ち構えています。
「アウトドア・ライフコースでは、自分の周りにある自然のものを用いて、身の回りのものをまかなうことを大事にしているんです。」という前田先生。木材を安く上げるには外国のものが売っていますが、前田先生が選んだのはエゾ松。たしかに、私たちの身近にある樹木ですね。
これまでにも、川での文化を育てていこうと北海道ではカヌーが盛んに手作りされており、天塩川流域では200点ものカヌーが作られてきたのだとか。前田先生はカヌーを作って20年以上、今回で14艇目の制作となるそうです。このカヌーは完成したら、日本最北の大河・天塩川で実際に使用します!出来上がりまでの様子は、時折こちらのページでもご紹介しますね。乞うご期待!