2018年11月23日金曜日

奈良教育大学の取り組み~交流展開催中です

こんにちは。i-BOXです。
現在i-BOXでは、「奈良教育大学×北海道教育大学 院生絵画交流展」を開催中です。本展では、本校美術文化専攻油彩画研究室の大学院生3名と、奈良教育大学絵画研究室の大学院生3名の計6名が作品の展示を行っています。
ご来場の岩見沢市民の皆さまからは、奈良教育大学に関する様々なご質問を頂いております。やっぱり、他所の教育大ってどんな感じなのか、気になるようです…!そこで本日は、奈良教育大学絵画研究室の指導教官である、狩野宏明先生にお話を伺いました。

奈良の特色を生かした活動

奈良教育大学は、豊かな自然と世界遺産を含むたくさんの伝統文化遺産に囲まれています。キャンパスの中では、鹿の群れがいつものんびり過ごしていますし、吉備塚古墳や新薬師寺旧境内などの貴重な遺跡が大学敷地内から発掘されています。大学を一歩外に出れば、古い町家が立ち並び、ちょっと散歩するだけでも過去から現在へと続く人と自然の営みを体感することができます。

 奈良教育大学では、このような地域の特色を生かした教育活動を積極的に行っています。例えば、私の研究室では、奈良県で開催されている芸術祭「奈良・町家の芸術祭はならぁと」を舞台として、『絵の家』というプロジェクトを行いました。『絵の家』では、奈良の伝統的な造りの町家の中に、学生や奈良を拠点に活動するアーティストそして子どもたちや一般の方々などの作品を一緒に展示しました。

これらの取り組みは、誰かから依頼されてやっているわけではなく、「こんなことをやってみたい」と思って提案した持ち込み企画です。一度声をかけみると、相手も実は一緒に何かやりたかったけれどきっかけがなくて始められなかった、ということもしばしばあります。教育的活動や芸術活動として、こんな取り組みが実現したら面白いだろうな、ということを自分から具体的に伝えてみることを心がけています。
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本展では、ご来場いただいた皆さまに、「通信簿」の添削をお願いしています。奈良教育大学ではこのような作品展示の機会は珍しく、この機会に出品者への率直なご感想を皆さまからお伺いしたいとのこと。ご来場の折には是非ご記入をお願い致しますね。交流展覧会は28日(水)までの開催です。

なお、現在北海道教育大学アーツ&スポーツ文化複合施設HUG(札幌市)では、今回ご回答いただいた奈良教育大学の狩野宏明先生と本校油彩画研究室の舩岳紘行先生による二人展「神話とサイボーグ」を開催中です。明日から2日間、こちらのページでは狩野宏明先生の作品について届いたご質問に、先生ご自身にお答えいただきますよ。どうぞお楽しみに!