2018年2月4日日曜日

油彩画特講、開催中です


こんにちは。i-BOXです。
大学は春休み期間に突入し、大学各所では集中講義が行われています。
本日はそんな集中講義のひとつ「油彩画特講」の様子をお届けします。

スマホを見ながら模写!?

現在、「油彩画特講」で取り組んでいるのは、金箔を使用した模写作品の制作です。
模写、といっても目の前にあるものを模写するのではなく、今回使用するのはスマートフォン。デジタルアーカイブに保存された実際の名画を、スマートフォンで確認・拡大しながら模写を行っていくのだとか。模写作品の背景には金箔が施されており、お伺いした日は、金箔の上から「刻印棒」と呼ばれる道具を使って、金箔の上から細かな模様を付けていく作業を行っていました。
まずは、以前に同様の作品を制作した先輩により、デモンストレーションが行われます。作品に刻印棒をあてて、とん、とん…と木槌で叩くと、ひとつずつ模様が浮かび上がってきます。2・3年生の皆さん、先輩の手元を真剣な眼差しで見つめていました。
金箔を貼った“のり”の乾きが遅いと木槌を打った拍子に箔が破れてしまったり、細かな作業におもわず気が遠くなりそう…。
油彩画研究室の舩岳先生は、「外国に行って現地の美術館で名画を見ようと思っても、せいぜい数分、絵画自体からはとっても離れたところからしか鑑賞できないことが多い。デジタルアーカイブの発達は、絵画の勉強をしている者にとってはとてもありがたいことですね。」とお話してくれました。

制作は“順調に遅れています”とのことですが、舩岳先生からは、「今年中に、出来上がった作品をご覧いただける機会があると思います」とのコメントをいただきました。これは期待大ですね~!集中講義「油彩画特講」は2月中もまだまだ続きます!皆さん頑張ってくださいね。