2018年2月1日木曜日

素敵なロシアンナイト☆☆(後)


こんにちは。i-BOXです。
2月2日(金)17時より、北海道教育大学岩見沢校i-HALLでは、音楽文化専攻生有志による演奏会「ロシアの夕べ~Russian Night~」を開催します。ロシアで生まれた声楽作品・器楽作品の発表を行います。
本日は、器楽で出演する須藤ひかりさん(ピアノ)垣原遥愛さん(ヴァイオリン)に、お話を伺いました。

ロシア音楽の魅力!

― ロシア生まれの楽曲の魅力を教えてください。
須藤「ロシアのピアノ音楽は、表現の多様性がとても魅力的です。時代や土地よって様々な文化や民族音楽、宗教のちがいなどがあり、私は和音の重厚さや繊細さ、リズム感が特徴的だと思います。」
垣原「鬱々とした深くて広い音楽の中に、繊細な感情の動きや情熱が秘められているように思います。付点音符の活かされたリズムや同じフレーズの繰り返しなどダンスの要素が含まれていたり、中でもチャイコフスキーによるシンプルな音の動きを巧みに用いた歌心溢れる旋律は、人の心を動かすような不思議な力を持っているように感じます。

― 今回お二人が演奏する楽曲はどんな作品ですか?
垣原「私はチャイコフスキーの〈懐かしい土地の思い出〉より『スケルツォ』と『メロディ』を演奏させていただきます。これらの曲はチャイコフスキーのパトロンであるメック夫人が所有していたウクライナの別荘で書かれたようですが、“懐かしい土地” がどこを指すのかは諸説あり、明確には分かっていません。ヴァイオリンの深みのある低音や繊細な高音が引き出されているので、その魅力を意識しつつ大きなフレーズ感を持って演奏したいです。」
須藤「私は伴奏で2曲とソロではリャプノフの12の超絶技巧練習曲より、1.『子守唄』を演奏します。リャプノフは、バラキレフの弟子で、1880年代に活躍しました。『子守唄』は、繊細なメロディーラインが印象的で、左手で弾くアルペジオがゆりかごを連想させます。優しい気持ちと懐かしい気持ちが感じられる曲なので、それらを伝えられるように演奏したいです。」

須藤さん、垣原さん、ありがとうございました!
ロシア音楽には心を動かす力があると思います、と話してくれたお二人。素敵な演奏、楽しみにしています!

「ロシアの夕べ~Russian Night~」はいよいよ明日開催です。頑張って勉強と練習を重ねてきた学生たちが皆様のご来場をお待ちしていますので、ぜひ足を運んでみてくださいね。

「ロシアの夕べ~Russian Night~」(※終了しました)

日 時:2018年2月2日(金)17:00開演 
会 場:北海道教育大学岩見沢校i-HALL
  (岩見沢市緑が丘二丁目34)
入場無料