こんにちは、i-BOXです。
現在センターホールのi-BOX前には、空間造形研究室の太田友真さんのデモンストレーション作品が展示されています。ガラス板になにやら不気味な文章が書かれ、その隣には空間造形太田友真卒業作品展の予告プリントが・・・!
等身大のハエ、ハエについて述べた大量の文字・・・
そうなんです。現在、JR岩見沢駅より徒歩1分のところにあるそらち炭鉱の記憶マネジメントセンターの石蔵にて太田さんの卒業制作作品展が開催中です。
今回、作者の太田さんに案内していただきながら作品を鑑賞しました。
中に入ると蔵の中央に雪のような白い粉が円状に置かれています。中心は山脈のような盛り上がりが出来ており、一瞬上空から見た大地のような印象がありました。
今回、作者の太田さんに案内していただきながら作品を鑑賞しました。
中に入ると蔵の中央に雪のような白い粉が円状に置かれています。中心は山脈のような盛り上がりが出来ており、一瞬上空から見た大地のような印象がありました。
「ちょうど一年前に遭遇した「死」の出来事からこの作品の発想が生まれました。「死」の記憶が月日と共にこんなにも薄れていくのかということを実感しました。自分も変化していかないといけないと思い、この記憶を作品として留めることにしました。」と太田さん。
また、2階に上がると、壁際に並べられたハエについて述べられた11枚ものガラス板。その文字量なんと・・・111,111文字です!ガラス板の中には、動物の骨で作られた等身大のハエの造形が3匹います。虫眼鏡でよーくのぞくと羽のしわからハエの体毛まで細かく作り込まれています。まるで1階にある雪の情景の作品からハエが1階まで飛んできたかのようです。
なんと、2階には蝶々が来場していました。こちらは生きている蝶々で、石蔵に舞い込んできたとのこと。生命の循環を連想させるような神秘的な空間でした。
こちらの展示は、19日(日)の17:30までです。太田さんも随時在廊していますので、作品についての想いを聞きながら作品を鑑賞すると面白いかもしれないですね。