こんにちは。i-BOXです。
現在i-BOXで開催中の「学生企画展示2016Part.5川原田明有未・後藤咲紀「二人展」」、ご来場のお客様からは大変ご好評を頂いております。昨日に引き続き、本日もご来場のお客様からいただきました質問を、作者にお答えいただきます。
本日は、川原田さんの作品「うず」に関する質問です。
《川原田さんへ》
「渦」の服の文様が気になります。アイヌの文様のような…縄文土器のような…なにか参考にしたものや意識しているものがあるのでしょうか?その背景が、とても気になります。
《川原田さんからの回答》
後藤さんの「雪虫」と同じく、私のこの「うず」という絵も、日本画の授業の課題で、「北海道の風物」をモチーフとしたものです。そこで私は、前からアイヌ文様の形や色彩がおもしろくて素敵だと感じていたので、それを題材に描くことにしました。
アイヌの歴史や文様については調べましたが、そのような歴史などの背景までは絵に取り込んでいません。あくまで、私がアイヌ文様を見た時の視覚的な印象に重点をおき、この絵を観た人が神秘的で不思議な感覚を味わうことができればと思い制作しました。
人物が身に着けているネックレスも、アイヌのアクセサリーを取り入れました。そのアクセサリーの石の緑味がかった青色を参考に、もっと緑よりにして、ネックレスだけでなく文様の方にもその色を取り入れました。絵の全体の色数を絞り、赤い空間のなかで、緑色のネックレスや文様が際立って見えるようにしました。人物がメインではなく、文様を中心に絵を構成したので、それを汲みとって観ていただければ幸いです。
「二人展」は13日(火)までの開催です。
近くでじっくりと筆致や色味を楽しむことが出来るチャンスです。是非会場でホンモノを目にしてみてくださいね。
現在i-BOXで開催中の「学生企画展示2016Part.5川原田明有未・後藤咲紀「二人展」」、ご来場のお客様からは大変ご好評を頂いております。昨日に引き続き、本日もご来場のお客様からいただきました質問を、作者にお答えいただきます。
本日は、川原田さんの作品「うず」に関する質問です。
主役は女性ではなく、「文様」でした
《川原田さんへ》
「渦」の服の文様が気になります。アイヌの文様のような…縄文土器のような…なにか参考にしたものや意識しているものがあるのでしょうか?その背景が、とても気になります。
《川原田さんからの回答》
後藤さんの「雪虫」と同じく、私のこの「うず」という絵も、日本画の授業の課題で、「北海道の風物」をモチーフとしたものです。そこで私は、前からアイヌ文様の形や色彩がおもしろくて素敵だと感じていたので、それを題材に描くことにしました。

「二人展」は13日(火)までの開催です。
近くでじっくりと筆致や色味を楽しむことが出来るチャンスです。是非会場でホンモノを目にしてみてくださいね。