こんにちは。i-BOXです。
現在i-BOXで開催中の「学生企画展示2016Part.5川原田明有未・後藤咲紀「二人展」」、ご来場のお客様からは大変ご好評を頂いております。今日・明日はご来場のお客様からいただきました質問を川原田さんと後藤さんにお答えいただきます。
本日は、後藤さんの作品「雪虫」に関する質問です。
現在i-BOXで開催中の「学生企画展示2016Part.5川原田明有未・後藤咲紀「二人展」」、ご来場のお客様からは大変ご好評を頂いております。今日・明日はご来場のお客様からいただきました質問を川原田さんと後藤さんにお答えいただきます。
本日は、後藤さんの作品「雪虫」に関する質問です。
後藤さんはなぜ雪虫をモチーフに選んだのでしょうか?
《後藤さんへ》
私は雪虫を見ると、冬が近いような気がしてなんだかどんよりした気持ちになります。でも、後藤さんの絵を見ていたら、なんて素敵な生き物なのかしら、と思いました。なんで雪虫を選んだのですか?
《後藤さんからの回答》

毎年冬の訪れを知らせにやってくる雪虫の姿が不思議で、小さいころから好きだったので、この機会に描いてみようと思いました。
制作の前段階として、雪虫の身体の構造や生態について調べていくなかで、雪虫は一年のうちに何度も世代交代を繰り返しており、秋の終りに飛んでいる世代の雪虫はすべてメスであることを知りました。
女性と雪虫がすれ違い重なる構図をとったのは、秋の終りのほんの一瞬を精一杯生きる雪虫の美しく儚い姿と、青春時代を生きる女性の姿が重なって見えたからです。
会場でも、大きな「雪虫」はひときわ目立つ存在。
一本一本丁寧に描かれた髪の毛や、雪虫の羽に魅せられる方が多くいらっしゃいます。
是非、本物をその目でご覧になってみてくださいね。
さて、明日は川原田明有未さんに寄せられた質問について、お答えいただきます。お楽しみに!