2016年9月9日金曜日

3年目の岩見沢人(2)制作者に突撃インタビュー!


こんにちは、i-BOXです。
9月の毎週金曜日にお送りしている巨大人形劇「岩見沢人」特集。
今回は、巨大人形劇を企画・制作している、本校美術文化専攻3年 嶋崎 陽(しまざき あき)さんにお話を伺いました!



嶋崎さんにインタビュー!「岩見沢魂」を熱く語ってくれました


――「岩見沢人」に参加するきっかけは?
大学一年生の頃、学内掲示板に沢則之さんと一緒に巨大人形を制作しませんか?という募集ポスターが貼っていて、それに興味を持ったので、友人と二人で参加しました。

――どのような想いで活動しているのでしょうか。
この人形劇は3ヶ年計画で物語が完成するようになっていて、岩見沢の歴史を現しています。一年目は、岩見沢にまだばん馬文化があった時代なので馬が、2年目は、機関産業が発達して、汽車が登場します。3年目の今年は、今後の岩見沢の未来に向けてのメッセージを巨大人形劇であらわします。私たちは、巨大人形の制作から、人形を操って公演するところまで全て行っています。
1年目は、作り方も何も分からない状態で、沢則之さんの指導を受けながら巨大な馬の釣り人形を制作し、百餅まつりで人形劇を披露しました。2年目は、前年の反省を踏まえて、馬の骨組を木からアルミに改良し、軽量化できるように試行錯誤を繰り返して、馬のデザインもグレードアップしました。
今年は、馬の首がスムーズに動かなかったので、関節をしっかりしたものに変えて動きが滑らかになるように改良しました。まだまだ、変えていきたい点はたくさんありますが、制作が追いつかないので来年も出来るのであればやりたい…!改良を重ねより良いものにしたいという、3年間のみんなの気持ちが詰まっている巨大人形です。



――最後にご覧いただく皆さんに一言お願いします!
「私たちは、岩見沢の歴史文化をこの巨大人形劇で公演します。私もそうですが、市民の方には、岩見沢魂が心のどこかに置いてけぼりにされているように感じます。この公演をご覧になって、その魂が蘇ってもらえたら嬉しいなと思います。芸術作品としてではなく、純粋に見て楽しんでいただけたら光栄です。」
今回は、ギターリストの山木将平さんの演奏や子どもたちの合唱を交えて、圧倒されてしまうくらい巨大な馬がゆっくりと動きだしますよ。公演終了後、巨大人形を実際に動かすワークショップも行うそうですので是非、参加してみてください!
次回の岩見沢人特集では、人形を組み立てる作業現場にお邪魔しますよ~!お楽しみに!