こんにちは。i-BOXです。
「函館戦争」に隠された”人間愛”
本日も引き続き、「函館戦争」情報をお届けしますよ。 「函館戦争」は、本校の塚田康弘教授(声楽第1研究室/写真は2013年公演時)が演出・構成を担当されていますが、なぜ今回この題材を取り上げたのでしょうか?塚田先生にお話を伺ってみました。
「オペラの歴史をさかのぼると、劇中で描かれる題材は人間愛でした。1624年に制作されたオペラ「タンクレディとクロリンダの戦い」は、人間愛と共に、中世ヨーロッパにおける騎士道を描いた作品です。この作品を研究し、「函館戦争」内において、戊辰戦争における武士道と人間愛を描きました。オペラが描いた原点“人間愛”の深さは、400年の歳月を経ても変わらないということを観客の皆さんに伝えたいですね。」
登場人物は、戊辰戦争後に北海道の開拓に心血を注ぐことになる榎本武揚と黒田清隆の2名。新政府軍であった黒田と、旧幕府軍であった榎本が、対立した上でどのように絆を深めるに至ったのかが、史実をもとに描かれます。また、函館戦争に関する資料の展示も(中には貴重な当時の実物も!!)ありますので、歴史ファンも楽しめる内容になりそうです。
公演は10月24日(土)、25日(日)の二日間。入場無料ですが、整理券が必要です。公演の整理券は、9月7日(月)からi-BOX、教育文化会館プレイガイド、北海道教育大学札幌駅前サテライトの3箇所で配布します。 近くなりましたら、練習の様子やキャストメッセージもこちらのページで随時お伝えしてまいります。まもなくやってくる芸術の秋、オペラ鑑賞はいかがでしょうか?