2015年5月26日火曜日

学内ソロ選抜特集④管弦打楽器奏者に聞く! 後編

こんにちは。i-BOXです。
学内ソロ選抜まであと5日。カウントダウンですね~
本日は大久保さん、真鍋さん、遠藤さんにそれぞれの曲についてコメントをいただきましたので、ご紹介致します!

チェロ:大久保美里さん


演奏曲:ラロ「チェロ協奏曲第1楽章」

ラロはフランスの作曲家です。チェロ協奏曲はサンサーンスの「チェロ協奏曲第1番」に触発されて作曲され、チェロ奏者であるアドルフ・フィッシャーに献呈された曲です。
ラロの有名な曲にヴァイオリン協奏曲の「スペイン交響曲」があります。チェロ協奏曲はその後に作られたのですが、チェロ協奏曲もスペイン風の民族色があり、とても華やかな曲です。第1楽章は荘厳な第1主題と軟らかな第2主題が対照的であり、チェロの技巧も凝らしていて、チェロの中低音の魅力が感じられる作品です。

マリンバ:真鍋陽絵さん


演奏曲:福島愛子「Dance of Words」

今回演奏するDance of Wordsは、福島愛子さんという方が作曲されました。マリンバ特有の暖かさを感じることが出来る美しい旋律はもちろん、打楽器的なリズミックな動きもあり、鍵盤打楽器であるマリンバの魅力を詰め込んだ曲です。マリンバやDance of Wordsの魅力を通して、今回の演奏会に出場させていただける感謝の気持ちをお伝えできればと思っています。

ホルン:遠藤美和さん


演奏曲:リヒャルト・シュトラウス「ホルン協奏曲第1番」

今回演奏するリヒャルト・シュトラウスの「ホルン協奏曲第1番」は、作曲者のリヒャルトにとって大変思い入れのある曲です。というのは、リヒャルトのお父さんである、フランツ・シュトラウスはホルンの名奏者。この曲はそのお父さんへの60歳の記念のプレゼントとして書いた曲なのです。
リヒャルトの父がホルン吹きということもあり、多くの作品でホルンは重要な役割をもちます。それゆえ、ホルン奏者にとってリヒャルト・シュトラウスという作曲家は少し特別な作曲家のような気がします。ホルンの特性でもある、様々な音色が使われているので、聴いていてとても楽しめると思いますよ!

昨日の投稿にもありましたが、皆さんとにかく、この演奏会を目指して日夜練習を重ねてきています。何より、このソロ選抜演奏会に出られることに感謝の気持ちをもっていることが印象的でした。

シリーズでお伝えしてきました、「学内ソロ選抜特集」、いかがでしたでしょうか?
今回取り上げた学生以外にも、当日は素敵な演奏者が出演します!
本学の学生が、この日のために重ねてきた努力がつまった演奏会となっています。
是非お越しくださいね!皆様のご来場お待ち申し上げます!



「第六回 学内ソロ選抜演奏会」 概要(※終了しました)


日 時  2015年5月31日(日)
開 演  15:30(開場は30分前)
会 場  岩見沢市民会館 まなみーる 大ホール
入場料  無料
問合せ  0126-32-0326 鍵盤第4研究室(樋口)