2020年1月15日水曜日

Liao先生の素敵なレッスン

こんにちは。i-BOXです。
2017年度に、台湾から北海道教育大岩見沢校へ音楽留学にいらしていた郭明慈さんが、なんとこの度、ご友人と偉大な先生を引き連れて、再び本校に戻ってきてくださいました!そしてさらに、「合同コンサート」や、「リサイタル」と「公開マスタークラス」の開催にご協力いただきました。

ユーモアあふれるレッスン

まず、i-HALLにて行われた、本校院生と郭明慈さんら台北市立大学の大学院生による合同コンサート。タイトルは「以樂曾友」。論語にある、「文を以って友を会する」という「以文会友」に由来するようで、「文」を「樂」に変えて、音楽を通じて仲間と集うという意味が込められているそうです。留学が終わったあとも、こうして交流が実現するのはとても素敵なことですね。師匠である本校の松永先生の前で、みなさん生き生きとした演奏をされていました。
そして合同コンサートの後は、同じくi-HALLにて、台北市立大学音楽科のPeichun Liao先生による待望の「公開マスタークラス」が行われました。
各国で賞を総なめにしているLiao先生ですが、「どんな指導をするのだろう。ひょっとしてとても厳しいのでは…」という、こちらの不安を見事に裏切る笑顔で、とても優しい指導をされていました。開口一番に、「もっと音楽と心を一つに!音楽を楽しんで!」と学生に伝えていらっしゃった先生。素敵です…。
その後の指導では、「あなた怒ったことある?あるならその時のことを思い出して演奏にぶつけなさい」「バスケットボールをドリブルするようにピアノを叩くのよ」といった具合に、とてもユニークな表現が連発でした!
私たちにとっては、普段見ることのできない「レッスンの場」を覗かせてもらうという貴重な経験。見られながらレッスンを受ける学生はずいぶん緊張するのでは…との心配もありましたが、学生は先生のおかげでリラックスしてレッスンを受けているようでした。また、観客もその様子を時折笑いも交えながら見守るという、とても和やかな「公開レッスン(公開マスタークラス)」となりました!
このような素晴らしい機会が、今後もっと増えるといいですね。