2018年11月8日木曜日

近現代音楽のよろこびを~「Plaisir」(前)

こんにちは。i-BOXです。
11月17日(土)15時より、札幌市にあるザ・ルーテルホール(札幌市中央区大通西6)では、音楽文化専攻鍵盤第5・松永加也子研究室の門下生によるピアノ演奏会「Plaisir」が開催されます。
昨年、演奏会を見に行ったi-BOXの学生スタッフP。演奏が素晴らしくて感動が忘れられず「今回は私が取材に行きます!」と張り切って自ら取材に行きました。さて、どんなお話を聞けたのでしょうか?今回は、鍵盤第5研究室3年生の西岡舞香さん三浦秀美さん長谷田亜美さんにお話を伺いました。

継承されていく「松永スタイル」

P:今回のピアノ演奏会はどんなものですか?
「(研究室生…私たちは研究室ではなく先生ごとに門下につく、と言うので、“門下生”と呼んでいるのですが)門下生の日頃の成果発表です。1年生から4年生、院生、さらにはOGも出演します。人数が多いし、色んなジャンルの音楽を聴くことができますよ。松永先生が現代音楽を教えてくださる先生なので、古典音楽より近現代の音楽の方が多いですね。門下生はみんな先生の教えを受け継ぐので、演奏会では“松永スタイル”を感じる事ができるかも。」

P:近現代のピアノ曲って、どんな感じなんでしょう?
「調のスタイルを崩したり、和音を崩したりすることで、作曲家が独自の表現を求めてつくった曲が多いのが特徴です。研究室では、バロックから現代までの作品を、スタイルに合わせ、かつ自分らしく演奏できるようなピアニストの育成を目指しているんですよ。」

1年生のときに、全専攻共通授業で松永先生の授業を受けたPは、グランドピアノの弦を引っ張って音を出していたり、卓球のピンポン玉を乗せて演奏したり、楽譜を遠くへ飛ばしながら演奏するなど、今までに見たことがないような演奏にとっても驚いたんだそうです。曰く、「近現代音楽を美術作家に例えるなら、ダリかなぁ…?」とのこと。

明日も引き続き、演奏会についてお伺いしていきます。お楽しみに。