2018年10月17日水曜日

魅力たっぷり!室内楽選抜演奏会①重奏・小野寺百音さん

こんにちは。i-BOXです。
今週の20日(土)14時より、北海道教育大学岩見沢校i-HALLにて「室内楽選抜演奏会」が開催されます。小規模ではありますが、見どころ聞き所がたっぷりある演奏会です。毎年行われるものの、来場者数はちょっぴり少なめ…ということで、今回もi-BOXでは出演者の皆さんにインタビューを行いました。ご一読いただき、興味を持たれたら足をお運びいただければと思います。
さて、本日お話を伺うのは、重奏部門に出演する小野寺百音さん(4年)。小野寺さんは演奏会の大トリであるストラヴィンスキーの組曲「兵士の物語」にヴァイオリン奏者として出演されます。

学年の壁を越えた演奏会!!

――小野寺さん、こんにちは!室内楽選抜演奏会へのご出演おめでとうございます!ところでこの「室内楽」はよく耳にしますが、本校で演奏会が行われる「オーケストラ」や「吹奏楽」とは何が違うのでしょうか?
「オーケストラも吹奏楽も、規模が大きく人数も多いという特徴がありますが、それに対して室内楽は小規模で人数が少ないことが特徴だと思います。また、オーケストラや吹奏楽は指揮者が曲のテンポや音楽の方向性を定めて奏者を動かすのに対し、室内楽は演奏者一人ひとりがソリストで、奏者同士が音楽を通して対話し音楽の方向性を決め、音楽を創っていきます。今回の私たちのグループ編成は室内楽の中でもかなり特別な組み合わせで、音色の重なりがかなり面白いので必聴ですよ!

――室内楽選抜演奏会の出演者一覧を見ていると、違う学年同士で一緒に演奏したりすることもあるんですね。皆さん、どういった経緯で「一緒に演奏しよう!」とペアやグループを組むのでしょうか?
「主に、先に曲を決めてその曲に使われている楽器を専攻している人に声を掛けていくか、“このメンバーでやりたい!”という気持ちから曲を探していくか…という2パターンが多いと思います。音楽文化専攻は人数が比較的少ないことから他学年との交流も多く、学年の壁を超えて仲が良いという特長があります!私たちのグループは曲を先に決めてからメンバーを探しましたが、学年関係なく親友と呼べる仲間が集まりました!(笑)」

――今回、小野寺さんが出演するストラヴィンスキー 組曲『兵士の物語』には、7名の演奏者が出演してとっても豪華です!!この曲の見どころ(聞きどころ?)を教えてください!
「この曲は室内楽の中でもかなり珍しい編成で、小編成ながらも、弦楽器・管楽器・打楽器が入っています。色々な音色やリズムが聴こえてくるので、小さなオーケストラを聴いているみたいですよ!特に、2曲目に演奏する王様の行進(ロイヤルマーチ)はトロンボーンのリズミックなソロとトランペットの流れるメロディー、金管打楽器によるファンファーレが、複雑なリズムによる音楽の不安定感とうまくマッチしていてとても素晴らしい作品になっております。」

小野寺さん、ありがとうございました!
明日はピアノの連弾で出演する長谷田亜美さん阿部優花さんのインタビューをお届けしますのでお楽しみに!

平成30年度 室内楽選抜演奏会(※終了しました)

日にち:2018年10月20日(土)
時 間:14時開演(13:30開場)
会 場:北海道教育大学岩見沢校i-HALL(岩見沢市緑が丘2丁目)
入場無料