そして朗報です!
書画・工芸コース4年で染織研究室所属の飯岡千織さんが、全国の公募展「第91回 国展」の工芸部門において新人賞を受賞しました!
今回、飯岡さんが出品したのは女性用の着物。糸を縫い付けて引っ張ることで布を絞り、染めた後に糸を解くと絞られていた部分だけが染まらず残る「絞り染め」という技法と、型紙を使用して染める「型染め」という技法によって制作された作品です。
書画・工芸コース4年で染織研究室所属の飯岡千織さんが、全国の公募展「第91回 国展」の工芸部門において新人賞を受賞しました!
今回、飯岡さんが出品したのは女性用の着物。糸を縫い付けて引っ張ることで布を絞り、染めた後に糸を解くと絞られていた部分だけが染まらず残る「絞り染め」という技法と、型紙を使用して染める「型染め」という技法によって制作された作品です。
どんな作品なのか!?
飯岡さんにお話を聞いてきました。
「作品タイトルは“華詰草(はなつめくさ)”で、デザインを考えていた頃ちょうど大学でシバザクラが咲いているのを見て、これをモチーフにしようと決めました。」
―とても可愛らしい模様や色合いですが、どのように制作したのでしょうか。
「デザインの構想だけで3ヶ月ほど費やしました。花の色は赤やピンクをメインにしたかったので、絞り染めの部分はそれが映える色にするため先生に相談しながら、藍染め水色を選びました。型染めの型はデザインさえ決まればすぐ作れますが、型ができてから細かく色構成をしていくので、そこからも何度も試し染めをしてさらに構想を練りました。」
「デザインの構想だけで3ヶ月ほど費やしました。花の色は赤やピンクをメインにしたかったので、絞り染めの部分はそれが映える色にするため先生に相談しながら、藍染め水色を選びました。型染めの型はデザインさえ決まればすぐ作れますが、型ができてから細かく色構成をしていくので、そこからも何度も試し染めをしてさらに構想を練りました。」
「今の自分が持っている力は出し切れたと思いますが、もっと上手くできるようになりたいと思いました。国展に出品されているベテランの大先輩たちの作品を見ると、自分の作品がまだまだ拙いと実感します。こんな色の差し方があるんだ、この型すごいな、と勉強になり、とても刺激になりました。」
―最後に、今後やりたいことや目標などがあれば教えてください。
「今回この作品を制作したのは、実は卒業制作で今回と同じ2つの技法を使った着物を作りたいと思っているからなんです。自分の中ではプレ卒業制作のような気分で、シミュレーションも兼ねて制作しました。卒業制作ではもっと良い作品ができたらと思います。また今後はバッグなどの小物を作って、たくさんの人に手に取って見てもらいたいです。」
飯岡さん、ありがとうございました!
名古屋や大阪で今回の受賞作品が展示されていますが、ぜひ私も実物を見てみたいですとi-BOX職員が伝えると、何かの機会に北海道でも展示できたらいいなと思ってますと話してくれました。楽しみですね!
名古屋や大阪で今回の受賞作品が展示されていますが、ぜひ私も実物を見てみたいですとi-BOX職員が伝えると、何かの機会に北海道でも展示できたらいいなと思ってますと話してくれました。楽しみですね!