2016年8月22日月曜日

夏のふくしまキッズ(3)

こんにちは。i-BOXです。


ふくしまキッズに込められた、それぞれの思い


2日間、キャンプの様子をお伝えした「ふくしまキッズ」。この活動は、本校の学生・教員を中心に、東日本大震災の中で発生した福島第一原発事故の影響から、福島県の子どもたちを守るために行われています。本日は、そんなふくしまキッズに込められた、学生や実行委員会、福島の方々の想いをお伝え致します。
この活動に長く携わる、岩崎裕さん(環境教育学研究室4年)は、ふくしまキッズについてこう語ります。 「当時、テレビを通して東日本大震災による被災の様子を見ていました。とくに、福島第一原発により被害を受けた福島の方々や子どもたちは、無視できる存在ではありませんでした。その中で、私は福島の方々や子どもたちにどのような支援ができるだろうと考えた末、「ふくしまキッズ」のボランティアスタッフの参加に至りました。


原発事故による放射能の影響は長年持続し、なかなか安全な状態に戻らないのが現状です。プログラム実施の度にいただく福島の子どもたちや保護者からの「ふくしまメッセージ」には、未だ子どもたちを安心して外に出してあげられない、「ふくしまキッズ」を今後も続けてほしい、といったメッセージが多く寄せられます。そのような子どもたちにのびのびと遊んでもらうために、私たちは今後も活動を続けていきたいと考えています。」
本来、2011年度より5カ年計画として立ち上がった「ふくしまキッズ」は、多方面からの大きな反響により、今年度以降も活動を続けていくことになりました。岩崎さん曰く、今後は『「支援活動」から「交流活動」へ、「共歩・共育・共生」』というテーマの下、子どもたちのさらなる成長に願いを込めて活動を行なっていくとのこと。
「ふくしまキッズ」を通して、より多くの子どもたちに笑顔と元気が生まれるといいですね。