2016年6月6日月曜日

こんにちは、バッツァ先生

こんにちは。i-BOXです。

今回は、大学の授業に潜入しました!5月の初め頃から行われていた「彫塑Ⅰ」という、木材を彫刻する集中講義の様子をお伝えします!

今回の彫塑Ⅰは海外から講師を招きました!


集中講義は、短い期間に集中して行われる講義です。一ヶ月という短期間で海外から講師を招いて行われました。
講師は、ポーランドとニューヨークを拠点として作家活動を行われているミロスロフ・バッツァさん。以前、留学生として立体造形研究室で1年間制作を行っていたようです。その時、制作された作品は三笠市にあるミカサ・モダンアート・ミュージアムに常設展示されています。
海外から講師を招いておこなわれる講義は数少なく、学生たちにとって日本とは違った視点や技法を学べる良い機会になったのではないでしょうか…!

世界各国を飛び回っているバッツァ先生。主に「人」をテーマに木と石を使って抽象的な作品を生み出しています。
講義ではテーマを決めず、木という素材を肌で感じながら思い思いの形を制作しました。

講義初日は三笠で木材を購入するところから始まります。翌日、木材が届き、制作がスタート!チェーンソーで丸太を好みの長さに切った後、木の皮をハンマーと斧で剥がしていきます。初めて木彫をおこなう学生がほとんど。
木の皮を剥がすのも一苦労でした。そこから木の繊維と垂直にチェーンソーで切り込みを入れていきます。
それから、やっと鑿と木槌の登場です。学生がそれぞれ思い描いている形に彫っていきます。他にも、電動機械などを使って作業を進めて行きます。


参加した学生さんは、「斧や鑿の砥ぎ方が日本と違って驚きました…!バッツァ先生の作業を見ていると勉強になることがたくさんあります。」と刺激されているようでした。
また、制作も終盤になる頃には木屑の山ができて、こんなに彫ったぞ~!と達成感を感じるみたいですね!

この講義に参加した6名の学生作品は、9月中旬にi-BOXと有明交流プラザ内に展示される予定です。出来上がりの作品を見るのが楽しみですね~。