2024年6月19日水曜日

北海道教育大学、33年の勤務を経て~野呂佳生先生インタビュー(前)

こんにちは。i-BOXです。

昨日は音楽文化専攻の授業「器楽Ⅴ(ピアノ)」についての話題をご紹介しました。授業で指導をされている野呂佳生先生は、令和7年3月に退官を予定されています。そこで本日は、野呂先生にこれまでを振り返って頂き、お話を伺いました。



教育大での教員生活を振り返って…

――野呂先生こんにちは。野呂先生は1991年より北海道教育大学函館校に勤務され、2009年より岩見沢校に勤務されていますね。そして、いよいよ来年には退官を迎えられます。今のお気持ちを教えてください。
「正直に言うとやっと肩の荷が下りるな、という感覚です。退官が近づき、今は何のしがらみもなく自分のピアノに集中することが出来ていて、本当に幸せだな~と感じています。
今年は時間にゆとりがあるので継続的、長期的にピアノの練習が出来ています。」

――先生のご専門は「ピアノ指導法」「伴奏法」ですが、具体的にはこれまでどんな指導・研究をされていたのですか?
「伴奏については今まで器楽、声楽ともに力のある方々と共演してきたので、それについて
自分自身の経験をまとめてきました。自身の演奏の経歴みたいなものです。指導法の論文では、アメリカやドイツに行って現地の教材や指導法、現場の状況を見てきて、その報告書のような形で執筆しました。
指導法については前任の水田先生、松永先生、樋口先生と一緒に考えてきました。岩見沢校の学生は皆弾くことはできるんですよ。習ったことを自分でできる。でも、その習ったことを人に伝えるのはできない。私達教員は大学で人に伝えることができる力を身につけさせたいと考えて授業を行ってきました。過去には、ボランティアを募集して、実際に10回ほど、受講生が人に指導する実践の場がありました。受講生が自分で指導計画を作って、それを先輩だったり院生だったりがこうした方が良いよ、と指導して、皆で力を付けていくことができていました。
教育実習に行って帰ってきた学生が、1番能力が上がっていると感じていたんですが、この授業はそれに次ぐほど効果のある授業でした。この講義を受けた卒業生が就職したところからの評価もすごく高かったです。」
(明日に続く)