2017年10月13日金曜日

まなロビ初の人形劇!

こんにちは。i-BOXです。
本日i-BOXは展示入替日。ただいま、明日から始まるさとうゆかさんの個展「残像と影」の搬入作業中。アニメーション上映&原画展示です。お楽しみに!

さて、話は少し前にさかのぼり…先月29日に開催された「まなロビvol.45」にi-BOXのスタッフがお邪魔してきましたので、今日はその様子をご紹介します。
テーマは人形劇ということで、これまで“まなロビ”の舞台美術を手がけ、巨大人形劇「岩見沢人」などに関わってきた、美術文化専攻4年の大池ひとみさん嶋崎陽(あき)さんを中心に制作されました。


不思議な感覚の人形劇!

当日は大池さん、嶋崎さんがそれぞれ台本を書いた2本のショートストーリーを上演。


まず、大池さんを中心に制作された人形劇は、読んだ情報をおなかから印刷できる“チラシ人間”と少女の物語です。
こちらの人形劇は人の声ではなく“物の音”で登場人物の声を表現していました。少女のキャラクターの声は高いカラカラとした音、うるさいおじさんのキャラクターの声は何かを叩いているようなくぐもった音…。
登場人物の可愛らしさや、チラシ人間と少女との出会いが特別なものだという雰囲気を、さまざまな音によって表現していました。



そして嶋崎さんを中心に制作された人形劇は“夢”をキーワードに、夢を見たことがない少年が不思議な少女と出会い、未知の体験をしていく物語
スポットライトでステージだけが明るく照らされた中で、朗読に合わせて人形達が演じます。そんな雰囲気と息の合った演技に、i-BOXスタッフもつい引き込まれてしまいました。
朗読していたのは一人で、聞こえる声は全て同じはずなのに、物語が進むにつれてそれぞれのキャラクターが“こんな声なんだ”と想像できたり、人形の表情がシーンごとに変わっているような想像が膨らみ、とても不思議な感覚でした!

舞台の準備中には人形劇についての歴史を紹介するなど、合間にも観客を楽しませてくれました。
また、閉演後は人形を持った役者とのふれあいの時間が設けられ、来場者のみなさんが劇で使われた人形を興味津々に見ていましたよ。



次回の「まなロビ」はどんな企画になるのでしょうか?楽しみにしていてくださいね。