2015年12月22日火曜日

コンディショニングを整えよう!ピアノとスポーツの不思議な関係

こんにちは。i-BOXです。

有明交流プラザセンターホールでは、本日15時より一年生展のB日程がはじまる予定です。現在、絶賛展示作業中ですよ~!


さて、先日北海道教育大学岩見沢校では「スポーツコンディショニングからみたピアノ演奏法」という授業が行われました。講師は寅嶋静香先生(ヘルスプロモーション研究室)と、深井尚子先生(鍵盤第2研究室)。いったいスポーツとピアノにどんな関係があるのか…一般の方も参加できるということで、i-BOXスタッフも興味しんしんで参加しました。


音楽とスポーツの共通点!?5つのポイントとは?


授業では、〈強弱〉〈拍子〉〈リズム〉〈フレーズ〉〈テンポ〉といった5つのポイントをあげ、演奏とスポーツの両方の視点から身体のコンディショニングの重要性を講演されました。
一見なんの共通性のなさそうな演奏とスポーツ。お話をきいてみると、意外にもたくさんの共通点があったのです!例えば、〈リズム〉という点に注目してみます。ピアノにおいて複雑なリズムを刻むために重心の安定していることが重要だそうです。スポーツにおけるパフォーマンスの発揮や動作の切り替えにも重心の安定、体幹がしっかりしていることが大切です。

 授業の中では、実際に体を動かしながら自分の体幹チェックをしたり、深井先生の演奏で重心の安定している演奏とそうでない演奏の違いを聴き比べするなどしてそれらの内容を実感として得られるようなものになっていました。

他の項目についてもなるほど…!がとまらない新鮮な内容でした。また、演奏家やスポーツのプロ選手の事例をあげ、演奏者・選手それぞれの目的がどんなところにあるのか、それに合わせたコンディショニングをしていくことが重要であるとおっしゃっていました。

参加者皆さんから質問攻め!?


最後には、テニスとピアノをやっている娘さんがいるお母さんや大人になってからピアノはじめた男性から質問がとび、一般の参加者皆さんにも興味深い内容だったようです。来年度からも寅嶋・深井両先生のタッグでの研究は続くとのこと。また新しい演奏とスポーツの関係が発見されていくのでしょうか…!今後の動向にも注目です!