2019年3月30日土曜日

ものづくりとお金の関係性を考えて(前)

こんにちは。i-BOXです。

切っても切り離せない、お金との関係!(前)

本校美術文化専攻プロダクトデザイン研究室では、東海大学の中尾紀行教授をお迎えし、26日から4日間にわたる集中講義が行われました。集まったのはプロダクトデザイン研究室生をはじめとする9名の学生たち。i-BOXスタッフがお邪魔すると、もくもくと紙を折るカサカサ…という音が響いていました。みんな、一体何してるのでしょう!?

今回の集中講義は、量産することを前提に、いかに安く・早く・素敵な革細工を作るか…がテーマ。「材料費や人件費を設定し、限られた条件の中でいかに良いもの・新しいものを作るかを考えてもらっています。手数を減らそうと工夫しているうちに、なにか新しいアイディアを生み出してもらいたいです。」と中尾先生。

たしかに!人件費や材料費といった「お金の話」は、ものづくりをしていくうえで誰もが必ず考えなければいけない問題です。まして、製品に制作者の時給を上乗せした際、あまりに値段が高くなると、消費者も製品を手に取らなくなってしまいます。手数や工程にかかる時間を減らすことで、1製品あたりの値段も安くおさまり、量産もできて、消費者の手元にも製品が渡っていく。そのためにはデザイン上でどんな工夫をしたらよいのでしょう?
黙々と紙を折り、考え込んで、トライ&エラーを繰り返す学生たち…。なんだかとっても静かな集中講義でした。

さて、みなさんが実際にどんなものを作っているのかも気になりますね。こちらは明日の記事でご紹介します。どうぞお楽しみに。