2016年8月23日火曜日

ホッパーくんの秘密工場

こんにちは、i-BOXです。
只今i-BOXにて、展示中の美術文化専攻3年橋本拓也作品展「ホッパーくん展」開催中です!展覧会場には、ホッパーくん総選挙を行なっています。展示をご覧いただきながら、お気に入りのホッパーくんを見つけて見ませんか?

ホッパーくんはどうやって生み出されているのでしょうか?


さて今回は、作者の橋本君からホッパーくん製造過程についてお話を聞きました。
身長は、5cm~8cm程のホッパーくん。紙粘土と、石粉粘土という石の粉が主な成分の粘土を使って作られています。粘土が乾くのに時間がかかるので1つ作るのに大体1週間ほどかかります。
まずは、紙粘土でホッパーくんの芯作り。一枚目の画像にある白い丸い球が芯だそうです。なんだか、卵から生まれてくるような雰囲気です。芯を紙粘土にすることで、ホッパーくんが軽くなるんですね。「軽い!」と驚かれる方も結構います。
次に、石粉粘土という紙粘土より少し重たい粘土を使って、ホッパーくんを形成していきます。ホッパーくんの足は基本的に5本。この足の太さや角度で様々な表情がでてきます。その後、紙やすりなどを使いながら、ホッパーくんのつるっとした質感などを出していきます。そして、着色。アクリルガッシュという絵の具でいろいろな色彩のホッパーくんが誕生します。最後の仕上げは、色が剥がれないようにニスを塗って完成。黒目の位置や口の曲がり具合でそれぞれ個性を持っているようなホッパーくんです。

展示されている写真の中のホッパーくんたちは、表情が愛らしく、さまざまな物語を想像できる展覧会となっています。もちろん、実物のホッパーくんもいますよ。ぜひ、ホッパーくんの世界をお楽しみください!