こんにちは。i-BOXです。
今週もお待ちかね「学生ソロ選抜特集」です!
第3回目の本日は、ピアノを専攻されている学生4年の佐藤優さん、高梨ももさん、石原優香さんに演奏する曲や、演奏会への思いを伺いました!
今週もお待ちかね「学生ソロ選抜特集」です!
第3回目の本日は、ピアノを専攻されている学生4年の佐藤優さん、高梨ももさん、石原優香さんに演奏する曲や、演奏会への思いを伺いました!
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大きなホールで音楽を表現するために
佐藤優さんに質問!
ーーこの演奏会に至るまでのエピソードがありましたら、教えてください。
この演奏会では、前年度の後期実技試験と同じ曲を演奏します。試験で演奏した時から少し期間が空くため、一つの曲に対するモチベーションを維持することが難しかった時期もありました。しかし、時間をかけてじっくり曲と向き合うことで、試験の時とはまた違った発見を見出すことが出来たと感じています。それと共に、“試験”とは違う“演奏会”というものに向けて、演奏の仕方も変わってきました。様々な演奏家の演奏を見聞きし、ステージの上での自分の出し方や立ち振る舞いなども見直しました。大きなホールで音楽を表現するためにはどうすればよいのか、今一度考え直すのにとても良い期間になったと思います。
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第2楽章は「祈り」や「自然」といったおだやかなイメージを持っています。また第3楽章では「復讐」といった燃えるような思いを表現したいです。
この曲を作曲した、ベートーベンはシェイクスピアに強く影響を受けていたと言われています。シェイクスピアは、ハムレットなど人間の強い思いを表現した作品が多いです。そういったところからも曲の背景をイメージしたりしています。
聴いている方にも伝わる表現
高梨ももさんに質問!
ーー今回の演目の曲「死の舞踊」というなんだか重々しいタイトルの演目ですが、高梨さんが考える「死の舞踊」は、どういった踊りでしょうか?
この曲は、フランスの詩人アンリ・カザリスの詩からインスピレーションを得たサン=サーンスによって作られた管弦楽曲を、リストがピアノ用に編曲したものです。 「死」と書くと重々しいですが私は、「夜を喜ぶ骸骨の舞踏」というイメージで弾いています。
午前0時の時計の音とともに眠っていた骸骨が現れて楽しくワルツを踊り始め、その舞踏は次第に激しさを増していく。しかし夜明けを告げる雄鶏の声が響きわたるや墓に逃げ帰り、辺りは再び静寂に包まれる… 曲中には、時計の鐘の音や、高音で弾かれるところには踊る骸骨たちの骨同士がぶつかりあうようなストーリーを彷彿とさせる音が登場します。 架空の情景を、ある種ユーモラスに、また聴いている方にも伝わる表現をできるよう演奏します。
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ーーこの曲を選んだことに思いなどはありますか?
「死の舞踏」は、小学校の頃に、ピアニストのマンチェ・リュウさんによるこの曲の演奏が素晴らしく、聴き惚れてしまいました。以来、いつかこの曲を弾きたい!という思いがあったので、今回の演奏会で弾くことが叶ってとても嬉しいです。
魅力を感じてもらいたい
石原優香さんに質問!
ーー今回演奏される三善晃作曲の「ピアノ・ソナタ第3楽章」はとても個性的な曲ですが、どういうところに魅力を感じて選曲したのでしょうか?
選曲の時に水田先生に相談したところ、私に合っているのではということでこの曲教えて頂きました。実は、教えて頂くまで、この曲を全く知りませんでした。そこでまず、楽譜を取り寄せ見てみると、一小節ごとに拍子が変わっていたり、幅広い音程で書かれていたりと、スケールの大きい面白そうな曲だなという印象を受けました。弾いてみると、あっという間にこの曲の虜になりました。癖になるリズムやメロディーであったり、ただ早くてかっこいいだけではなく、ジャズのようなリズムや抒情的なフレーズ等、様々な要素が入っているのがこの曲の魅力だとおもいます。7分弱という短い曲ですが、表現したいことが多く含まれていて、勉強したいという気持ちが膨らみ、迷うことなくこの曲を選びました。
お客さんにもこの曲のそういった魅力を感じてもらえるように弾きたいと思います。
ーーこの演奏会に至るまでのエピソードがありましたら、教えてください。
今年の3月にリスト音楽院のセミナーを受ける機会があり、日本人の作曲家の曲を日本人が弾くというのを外国の方にはどう聴こえるのかと思い参加しました。
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にぎやかでとても仲の良いみなさんでした。話をお聞きすると、それぞれ演奏にかける思いが強く、演奏会がとても楽しみです!
「第6回学内ソロ選抜演奏会」概要(※終了しました)
「第6回学内ソロ選抜演奏会」は5月31日(日)岩見沢市まなみーる 15:30開演です。